その9 カムスプロケット
E39A用は5本スポーク。エボ1以降は4本スポーク。
現在、E39Aの補用品はエボ1以降用の4本スポークとなっている。
スポークが1本減った事による軽量化の効果は・・・


[E39Aギャラン]と[エボ1以降]のカムスプロケット
下の写真の上段がE39Aのカムスプロケット。下段がエボ1以降用である。 スポークの本数が違うことが分かる。どちらも焼結合金製である。
スポークを減らした狙いは軽量化であるとと考え、 重量を調査した。結果は下の写真の通りである。

結果は、5本スポークが529g/個。4本スポークが522g/個。 「たったそれだけなんですかー」と言いたくなる結果である。 スポークが1本減って7g(1.3%)しか軽量化されていないのは、 4本スポークの方が、スポークの幅と厚さが拡大されているからである。 もしかすると、この設計変更の狙いは軽量化ではなく、剛性アップによる音対策にあるのかもしれない。 単なる製造VE品の可能性もあるが・・・。
※秤の上に乗っているスプロケットが5本スポークと4本スポークで裏表反対になっています。 ボスの形状は5本スポークも4本スポークも同じです。



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