その2 コンロッド
E39Aからエボ1の間で4G63エンジンは大幅な設計変更が加えられた。
コンロッドもE39Aとエボ1以降の物とでは大きく違う。
一般にE39Aの4G63の方が、腰下は強いと言うが、本当に強いのか・・・


[4G6]と[4G6K]のコンロッド
ランタボ,スタリオンの時代から基本的に変化の無かった4G6エンジンだが、 E39A・VR-4とエボ1の間で4G63エンジンは大幅な改修が掛かけられ、4G6から4G6K(4G63N)となっている。 その際、コンロッドも大きく変更され、重量は1割も削減された。改修前後での コンロッドの互換性は無い。

[変更点]
部番 エボ1〜3:MD193027 ← E39A:MD040550
重量 エボ1〜3:650g ← E39A:728g(ボルト,メタル含む)
ピストンピン径 エボ1〜:φ22 ← E39A:φ21
メタル幅 エボ1〜:21mm ← E39A:23.4mm
コンロッドボルト エボ1〜:M8 ← E39A:M9
材質 不明。変更無しと思われる。S48C?


小端部以外は間違いなくE39Aの方が高強度であると言える。E39Aのコンロッド(腰下全て)を使用しエボ用ピストン を組むのが良いと考えられるが、その場合ピストンピン穴径の1mm拡大(同時にフルフロー化も)と小端部の幅つめが必要となる。 その際、小端部の強度不足が懸念されるが、一般にコンロッドの弱い場所は、H断面の細くなるピストン ピン下部と言うことであるので、太い(しかし重い)E39Aのコンロッドの方が有利?



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