その1 クランクシャフト
E39Aからエボ1の間で4G63エンジンは大幅な設計変更が加えられた。
E39A・VR-4にエボ用のツインプレートクラッチ等の流用ができない。
なぜ・・・


[4G6]と[4G6K]のクランクシャフト
ランタボ,スタリオンの時代から基本的に変化の無かった4G6エンジンだが、 E39A・VR-4とエボ1の間で4G63エンジンは大幅な改修が掛かけられ、4G6から4G6K(4G63N)となった。 その際、クランクシャフトも設計変更が掛けられた。
上の2組の写真を見ていただきたい。違いが分かるだろうか? 上が4G6(E39A・VR-4)のフライホイール、下が4G6K(エボ1〜3)の物である。 フライホイールボルトの穴が、エボ用の方が1つ多い(P.C.D.も違う)のが分かる。 つまり、クランクシャフトのリヤ側のシャフト寸法が変更されたのである。 よって、エボの4G63エンジン用に販売されている社外品のフライホイールや ツインプレートクラッチ等はE39A・VR-4には流用出来ないのである。 (純正形状のクラッチプレート&カバーは流用可)

他の4G6から4G6Kへの変更点としては、ベアリングキャップがビーム付きの一体物(上の写真の下の方)となり、 センターベアリングのスラストベアリングが別体物(写真無し)となったことである。当然4G6と4G6Kの クランクシャフトには互換性は無い。



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