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大吉上牧店へ行く

「激闘後のつくね」

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今までのスタッフもそうでしたが、仕事の次の日の学校はとても大変です。
学校の遠いスタッフは、片道2時間以上もかけて通っていました。
テストもありますし、子を持つ親の立場としては、アルバイトのせいで、成績が下がる事は避けたいものです。なので、当店は結構学業成績にもシビアなんです。
そういう大変な経験を乗り越えて、社会人になる準備ができたら良いなと思ってます。

マスターの宝物お知らせ





「精勤賞」ってご存知ですか?
実は小学生の頃野球をやっていたんですが、この金メダル、全学年の中で3・4人しかもらうことができないものだったんです。
それなら、「上手かったのか?」いえいえとんでもない。なにせバットにボールが当たらなかったものですから、監督からのサインは2種類しか与えられた事がありませんでした。
バッターボックスの時は「振るな」のサイン、
塁に出れた時には「走れ」のサイン、
おそらく天は野球の才能を与えてくれなかったんだと思います(笑)。


ある日、親同伴で全学年が集まる、年に一度の懇親会。その中でも親・子供がともに注目する一大イベント、それがメダルの授与式。
ほんっとーに僕はまったく期待していなかったので、毎年「早く終わってほしい」と思っていました。そもそもたいがい6年生が呼ばれますし(当時私は4年生)、それ以外の学年では試合で相当活躍しないともらえません。
銅の発表、銀の発表が終わり、いよいよ金メダルの発表、何人目かは覚えてませんが、「中村 保(私)」の名前が!!!
会場一瞬、「ウソでしょ」の空気。そりゃそうです。自分で言うのも何ですが、何の活躍もしてませんもの。また賞の名前が「精勤賞」、聞いたこともありません。皆の頭に?のマーク。


実はこの野球チーム、雨天中止の朝練が毎日6時からあったんですが、小学校2年生の頃から僕は常に一番のり(大体5時〜5時半の間に現地着)だったんです。監督も大変だったと思います、「雨天中止」って言ってるのに、大雨でも僕が待っているものですから、一人は必ず現地まで中止を伝えに来なくてはいけません。
いやね、だって、家を出るときには雨ふってなかったんですもの。今みたいに携帯もないですし・・・。


そんな訳で練習だけはとにかく真面目でした。それでも上手くならなかったんで、本当に才能なかったんだと思います(笑)。


話を戻しましてメダルの「精勤賞」、説明が入りました。「練習を休まず、毎朝早くに来ている保君、これは今までで初めての賞です。」
…会場から大きな拍手がありました。


帰り道、父もうれしかったんだと思います。メダルを見つめながら、てくてくと歩いていく私の頭に手をつき、跳び箱を飛ぶようにして前に着地しました。「帰ったらゲームでもするか」と、当時の父からはありえない発言まで!!!


長くなってしまいましたが、約30年前の「宝物」を紹介させてもらいました。今では、あの時の監督たちが、「あの子に何かメダルを」と考えてくれたことにとても感謝しています。


最後までお読み頂いた方、
ありがとうございます

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