パンツが好き、2

「天田」
「なによ、山本」
「一志って呼んでくれよ。」
「なら、雅代って、呼びなさいよ。」
「あ、それもそうか。」
「何言ってるのよ。」
「あの、んん。」
「む・・・、なにするの。」
「雅代に、キスしたかったから。」
「ほら、キスしていい?、とか、そういう流れがあるじゃない。」
「でも、したかったから。んん」
「はあ、もう・・・・。」
「好きな、女の子の、唇を見てると、つい、その、んんん」
「あ、この手は何よ」
「だって、ほら、キスしてると、雅代の胸のふくらみが、押し付けられて・・・・」
「だから、あたしの胸を、揉んだりするわけ?」
「雅代って、結構、おっぱいがあるんだ。」
「何言ってるのよ・・・、あ、」
「駄目なのか?」
「・・・いや、そういうわけじゃないけど・・・・。」
「雅代って、可愛い・・・」
「あ、あの・・・・」

「あ、どこ触ってるのよ。」
「いや、その・・・」
「・・・私と、したい?・・・」
「好きな、女の子と、したいと思うのは、当然だよ。」
「・・ええ・・」

「あ、だめだって。」
「嫌じゃないんだろう・・・。」
「それはそうだけど・・・でも、こんなとこで。」
「あ、それもそうか、う、なんか、突っ走ってしまったかなあ・・・・。」
「・・・あのさ、今度の、土曜日の午後は、うちに、誰もいないはずだから・・・・。」

一志君、土曜日、昼なのに、風呂を沸かして、なんだかそこらじゅうごしごしやってたようです。

一方、雅代さんも・・
「雅代、なにしてるの。」
「いや、お風呂。」
「何で今ごろ、お風呂なわけ。」
「なんだか、汗かいちゃって、気持ちが悪いもんだから・・・」
「ほー、今日は、そんなに、暑かったりしないけど。」
「でも、おねえちゃん、ほんとに汗をかいちゃったから。」
「ふーん?」

「ごめんください。」
「はい、えと、どちらかしら?」
「あ、あの、雅代さんの、同級生で、山本、と言います。」
「あ、そうなんだ。私は、雅代の、姉の智代です。よろしくね。」
「え、こちらこそよろしくお願いします。」
「ちょっと待ってね、すぐ雅代を、呼んでくるから。」

「そーか、雅代ちゃん、なかなか、良さそうな子じゃない。」
「えと、おねえちゃん、そんなじゃないんだって。」
「うふ、お風呂に入ってまで、待ってたんでしょ。」

雅代さん、顔を俯けてしまいましたが、顔が赤くなったのは、隠しきれていないです。

「ちょっと、遅れちゃったけど、今から出て行くね。みんな、夕方まで帰ってこないよ。」
「う、うん・・・・。」
「あの、お姉さん、暫くお邪魔します。」
「ふふ、ごゆっくりね・・・。」

「あ、雅代、お姉さんがいたのか。」
「うん、よっつ上で・・・・、うう、ばればれ、だわ。」
「そんな感じだったなあ・・・でも・・・味方にはなってくれるんじゃない?」
「ま、おねえちゃんのことだから、そうとは思うけど、弱みを握られたことに間違いないし・・・。」


「えと、なんか機先を殺がれたというか・・・」
「確かにね」
「でも・・・・んぐ。」
「あ、ああ・・・あの、私の部屋に行こ。」
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このあたりは、まあ何か似たような、話で補完していただくとして
(よっぽど気が向いたら書くかもしれませんが)
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「あの、僕、そろそろ帰るわ。」
「そうね、家の家族も帰ってくる頃だし。」

「ただいま。」
「あ、おねえちゃん、お帰り。」
「あれ、彼、ええと山本君だったけ、もう帰ったの。」
「うん、ほんのさっき・・・。」
「で、どうだった?」
「あの、どうって」
「したんでしょ。初めて」

もう、雅代さん、本当に顔が真っ赤になってしまいました。

「ふふふ、まあ、その様子では、悪くは無かったのね。」
「・・・・・・・・・・」
「あの子は、いい子だと思うよ。しっかり、捕まえておきなさい。」

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二人は、もちろん、初体験を、したんですがその辺りよりも、雅代の姉、智代が、かなり面白いかも。

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