パンツが好き。

「えと、天田さん」
「なに、山本君。」
「はい」
「やっ。」

僕は、天田さんの、スカートを捲くった。
天田さんは、あわてて、スカートを押さえたけど、白いパンツは、はっきりと見えた。
木綿のパンツだと思うけど、白い色が目にはっきりと、残った。

「や、やめてよ。」
「うふ、天田の白いパンツ。」
「もー、山本なんか、大嫌い。」
「ナイロンパンツ、穿いて来いよ。」
「いや、何言ってるのよ。」
「だってほら、お尻が透けて見えるもの。」
「えっち、すけべ。」

「山本って最低。」
「そう、山本君って、けっこうかっこいいとおもうけど。」
「どこがよ、あたしの、スカート捲くってばかり。」
「ふふ、それはさ、山本君が、雅代を、好きだからよ。」
「えー、あんなやつ大嫌い。」
「そうなのかな、雅代だって、スカート捲くられて、喜んでるじゃない。」
「どこがよ、もう、すけべなことしか、考えてないやつよ。」
「でもさ、鈴木なんかも、雅代のお尻触ったりするじゃない、でも、鈴木は、無視するか
 ビンタか、じゃない。」
「鈴木は、変態よ。」
「ふんふん、山本君は、変態じゃないわけね。」

「あ、もう、幸子ったら、何を言うんだか。」
「天田・・・」
「なによ」
「あのさあ、ちょっと、屋上まで来てくれない?」
「ふん、どうせ・・・。」

「天田、僕、お前が好きだ、だから・・。」
「ええ?」
「つきあってほしい。」
「へ、なんと。」
「まじに、ほら、恋人とか、そういう関係になりたい・・・。」
「えー、すけべな山本が、何を言い出すんやら。」
「あのさ、スカート捲ったのは、悪いと思う。でも、その時の天田が可愛く思えて。」
「あたしの、パンツが見たかっただけしょ。」
「あのほら、パンツは見たかったけど、でも、スカート捲った時の、反応が可愛かったんだ。」
「私が、かわいいって?。」
「うん、天田は可愛いよ。」
「ええー、マジで言ってるの?」
「うん」
「山本、何か変なもの食べたとか?」
「そんなー。」

「ねえ、私なんかと、本気で付き合いたいわけ?」
「俺、天田としか、付き合いたいと思わない。」
「えと、・・・私・・・・」
「あの、天田、俺お前が好きだ。」
「そ、そう、あたしも、山本が嫌いなわけじゃないけど・・・。」

「えっと・・・。」
「ん!!!」

「何するのよ。」
「ご、ごめん。」
「いや、その、だって、初めてだし。」
「僕も、初めてだよ。いけなかった?。」
「いや、あの、びっくりして・・・・。」

「あの、もう一度してもいい?」
「その、ほら、いきなりって感じじゃなくって、優しくしてくれる?」
「えと、、うん。」
「あ、ああ。」
「いや?」
「いやじゃないよ、山本って、こうしてみると、そんなに、悪い男じゃないのね。」
「そんなに悪い男に、見られていたんだ。」
「だって、スカート捲りの、すけべじゃない。」
「はあ、でも、天田の、パンツは、好きだよ。」
「やっぱり、すけべ、山本。」
「一志、って、呼んでくれる?。」
「ふーん、一志って名前だったんだ。」
「えと、雅代って呼んでいい?」
「はー、私の名前知ってたんだ。」
「だって、好きな女の子の、名前ぐらい、当然知ってるよ。」
「え、いつから、私を好きになったの?」
「同じクラスになったときから。」
「て、スカート捲りし始めたの、そこ頃じゃない。」
「好きな女の子じゃなかったら、スカート捲ったりしないよ。」
「そ、そういうものなの?」
「そんなもんだよ。」

「ね、一志、キスして。」
「うん、雅代。」

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スカート捲り、というのは、男の子の、ぎこちない、好きだと言う表現だと思います。
ま、ほめられたことじゃないとは思いますが。

この二人、きっと、やがて、R18なところまで、たどりつきます。
でも、続き書くかな。あんまり面白くなさそうだし。

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