ひろしとトモノ海へ行く

「ねえ、ひろしくん、海へ行かない。」
「は?また何を」
「だってさ、水着買ったんだもの、プール一回だけじゃもったいないしさ。」
「ふー、毎年新しい水着を、買わないといけないと言う、その発想法が、無くなれば
すむと思いますけど・・・。」
「女の子と言うのは、そーいうものなの。」
(女の子じゃなくて、おばさんとは言わないが、大人の女の人だぞ・・・。)
(ま、トモノさんの水着姿を、鑑賞できることだし、なんか色々ありそうだけど、その辺は我慢かな。)

「じゃあ、今度の週末に、出かけます?」
「ひろしくんて、優しいから、好きよ。」
(はー)

「ひろしくん、さ、でかけよ。」
「ええ、忘れ物とか、大丈夫ですよね?」
「もちろんよ、おねーさんに、えらそうに、何言ってるの。」
「たとえば、水着を着込んでいるけど、帰りの下着を持ってないとか。」
「ひ、あ、あ、ちょっと待って。」
(お約束と言うか、『おねーさん』が、することなんだろうか)

「はー、ごめんね。ははは。」
「ま、出かけましょうか。」
「うん、ひろしくんとお出かけ、うれしいぞ。」
「ええ、僕もトモノさんとお出かけは嬉しいです・・・」
「ちょっと引っかかったような、気もしたけど、ま、いいか。」

「海辺に出るのには、かなり、電車に乗らないとだめなのね。」
「まー、そら都会に住んでるんですから、仕方ないと思います。」

「はー、何か疲れた。着いたの?」
「えー、ここみたいですね。」


とぼとぼ、


「あ、トモノさん浜茶屋が。」
「ふーん、藤波竜之介が、いるとか。」

「そりゃ無いでしょう。」

「!!!!海が好きーーーー!!!!!」

「わー、あの、まさか」

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ええあの、作者といたしましても、まさかの展開ですので、ここで中断させていただきたく・・・・。

あ、そうだ。成瀬川なる、青山素子、前原しのぶ、カオラ・スー、紺野みつね、が、出てきてもよかったかも。

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