トモノさんとひろしくん

「ひろしくん」
「はい?」
「最近退屈だと思わない?」
「え、何か?」
「面白いHの趣向が無いのよ・・・」
「はー・・・・」
「何か刺激的な事が、してみたいぞ。」
「うーん、SMなんかどうですか?亀甲縛りで、吊るされるとか・・・」
「あー、ボンデージでピンヒールを履いて、鞭を振りながら、女王様とお呼び。とかいうのね。」

うう、トモノさんは、根っからS体質なんだ。
そっち方面だと、僕は絶対、首輪に鎖だ。

「あ、SMは痛いし、もうちょっと他の選択肢で行きましょう。」
「あ、でも結構面白そうだったけど・・・」
「ロープで縛られるの、好きですか?」
「それは嫌だなあ。でも鞭を振るのは、面白いかも・・・」
「誰を叩くんですか?平賀サイトとか?」
「誰それ、叩くのはAひろしに、決まってるじゃない。」
「あの、あの、僕痛いの嫌です。」
「ははは、ひろしくんの嫌がることなんかしないよ。」

「じゃあ、露出プレーとか。」
「なにそれ?」
「他人の前で、いきなり裸になるとか、そんな感じ・・・」
「それ、なかなか刺激的そうね。で、どこでやる?」
「いやその、トモノさんの好きなところで・・」
「だって、ひろしくんの都合もあるでしょ。」
「え、僕もするんですか?」
「あたりまえじゃない。刺激的なHの趣向よ。Hするには相手が要るでしょうが。」
「・・・ごほごほ・・・露出プレーはやめたほうがいいと思います。」
「あらそう?面白そうだったのに。」

「スカトロ系は嫌いですよね?」
「ああいうのは一切駄目、ひろしくんしたいの?」
「いや僕も絶対に嫌です。」
「そうよね」
「あ、でもトモノさんに浣腸をするなんて、一度ぐらいはしてみたいかも。」
「!!だめよ、だめ、絶対に駄目だから。」

トモノさんはお尻を押さえながら、飛んで逃げた。

「しかし・・・ひろしくん・・・変態プレーに結構詳しいわね・・・」
「いや、あの、まあ一般常識ということです。」
「一般なの?」
「ま、そういう事では・・・・?」

「なんか私、急に女王様に、なりたくなって来たわ。」
「だれか、下僕とか、いるんですか?」
「もちろん、ここにいるじゃない。」
「あ、僕痛いの駄目だって、言ったでしょ。」
「うんうん、痛くないように、可愛がってあげるから・・・・。」
「ひーーーーーーーー」

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トモノさんはSですよね。ひろしくんその手の話題に近づいた時点で敗着だった訳です

 


 

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