二人の散歩

「ね、ひろしくん、お散歩に行かない?」
「はい?」(何か企んでる)
「何にも無いって、この先に、森林公園て、あるじゃない。気持ち良さそうよ。」
「そ、そうですね」

「ふふ、ひろしくんと、お散歩、楽しいよ。」
「ええ、僕も、楽しいです。」(完全に、棒読みですが・・)

「ほら、こんな花が咲いてる。」
「あ、夾竹桃ですね。」
「へえ、ひろしくんて、そんなこと知ってるんだ。」
「うう、かなり常識の領域だと思いますけど。」
「よく見る花よね。」
「齧ったりしないでくださいよ、結構毒性が高いらしいですから。」
「ひ、齧らないけど、それも常識?」
「これは、トレビアのほうかも。」

(う、テンション下がった。ひろしって、意外なことを)
(は、トモノさん、気分変わったのかなあ。)

「あれ、なんか奥の方まで、来たような。」
「うん、ここら辺りは、めったに人がこないのよ。」
「はあ」
「ね、だからキスしよ」
「ええ、」(逆らうと怖いことが有りそうだし。)
「ん」
「んんん・・・」
「ね、おっぱいも触って。」
「んと、あれ、厚手の、トレーナー着てるんですね。」
「そう、だから、下から手を入れて・・・」
「あ、、、、」
「どうしたの?」
「あの、トモノさん、下着着けてないじゃないですか。」
「まあその、一つの趣向ということで・・・・」
「は、あのなんか・・・」
「なんかって、何?」
「はあはあはあ、トモノさんのことだから、何かきっと・・・・」
「たいしたこと無いって、ほら・・」

ベンチの背もたれに、手をついて、後ろを向いた、トモノさんはスカートを捲った。
そこには、パンツを穿いてない、トモノさんのお尻があった・・・・。

「!!!」

「どうしたの、しよ・・」

「はあ、はあ、」

「あれ、後ろからするの、好きだったんじゃなかった?」
「あの、でも、トモノさん」
「ん?どうしたの、しようよ」
「あの、あの、ここって」
「公園よ、それがなにか?」
「だって、誰か来るかもしれないじゃないですか。」
「だから、その緊張感が、いいんじゃない。」
「あの、僕」

「ありゃ、駄目になってる、そうか、もっと修行させないと駄目なのね。」

----------------------------------------------------------------------------------------

まーさぞかし、ひろしくんが、トモノさんの域に達するには、とんでもない、修行が必要なんでしょうね。

あと、パンツを穿いた、トモノさんが、スカートを捲った後、
「パンツを、脱がしてね」
とか言ったら、どういう結果になったんだろうか。

もどる