トモノさんの目覚め

「ひろしくん」
「はい、どうしたんですか、とものさん?」
「うん、ひろしくんと、ゆっくり、お酒を、飲みたいと。」
「はあ、他ならぬ、トモノさんですから、お付き合いします。」
「ひろしくんは、優しいから好きよ。」
「はあ」(付き合わなかったら、後でどんな目に会わされることか・・・)

「とりあえず、ひろしくんの元気に、乾杯。」
「はい、トモノさんの、健康に、乾杯。」
「ね、ひろしくん、合コンとか、行かないの?」
「誘われてたまには行きますけど。」
「けど?、可愛い女の子との、出会いとかは?」
「いえ、あの、あんまり面白くないです。」
「どうしてよ、ほらせっかくお姉さんが、女の子との、交際の仕方を、教えてあげたのに。」
(うう、エッチの仕方は、教えてもらったけど、何か違うような・・・・)
「いえ、あの、付き合いたいとか思うような、女の子には、出会わないですし。」
「ふーん、私が、磨きを掛けて、いい男に、なってきてるのに。」
(ほんとは、トモノさんより、素敵な女性に出会わないのです。)
「あ、わかった、おっぱいの大きな、女の子に、めぐり合えないのね。」
「いや、そういう問題じゃないような・・・。」
「え、そうなの?じゃ、肝心の時に、立たないとか?」
「いや、あの、トモノさんて、なんか、話をそっちのほうに、持っていくんですね。」
「でも、一番、大事なことじゃない、そこはそれなりに、教えたつもりだし。」
(あー、違うと思う。)

「うーん、まだ、修行させないといけないのかな。」
(完全に違う・・・・。)
「まー、とりあえず、ほら、もっと飲め、ひろし。」
(あ、『くん』無しになると、やばいんだよね。)
「はい、いただきます。」
「なんで、こんな、可愛い子が、もてないのかねえ」
(ある意味、魔女に、取り付かれてるから・・・だと)

「あ、トモノさん、あぐらなんか、かいて。」
「あぐらかいちゃいけないの?」
「だって、パンツ丸見えですよ。」
「ひろしくん、パンツの中身だって、よく知ってるじゃないの、ほら、こないだは、舐めてくれたし。」
「いや、あの、それはそうですが、じゃなくって、やっぱり、スカートで、あぐらというのは。」
「どーしてよ、・・・・、あ、わかった、溜まってるのでしょう。
 そーか、お姉さんの配慮が足りなかったね。はい、ひろしくんの、好きなおっぱい触っていいよ。」
「あ、あ、あ、いや、おっぱいは、その、触りたいとか・・・・・
 あれ、トモノさん?、あ、寝ちゃった。」

「はー、仕方ないな、・・・、ふ、でも、この間の、仕返しのチャンスかも。」

「ね、トモノさん、寝ましょう、さ、服を脱いで。」
「うーん、はい。するの?、あたしもう眠たいんだけど・・・。」
「いやだから、寝るために、服を脱がしてるんですよ。」
「あ、そうか、・・・ありがと・・・ひろしくん。」


「おはよう・・・ひろしくん・・・」
「あ、おはようございます、トモノさん。」
「あの、昨日の晩、何かよく覚えてないんだけど、あたしそのまま寝ちゃったのかな?」

「昨日は、酔っ払った、トモノさんが、僕にまたがって・・・もう・・・散々搾り取られました。」
「ええ?そんなことやっちゃったの、ごめんね、ひろしくん。」
「そーなんですよ、もう、今朝は、腰が痛くて・・・・。」
「あら、どうしよう。腰を、さすってあげましょうか。」
「いえ、それほどでもないですから。」
「遠慮しなくていいのよ。ほら」
「は、はい・・・」
「・・・・、ひろしくん・・・」
「はい?」
「腰が痛くなるほど、したというわりには、これ、えらく元気じゃない。」
「いや、あの、その・・・・」
「ふーん、そうか、この間の、意趣返し、ってわけね。」

「今から『散々搾り取られた』、というのを、やってあげるから、覚悟はいい?」

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ふふふ、トモノさん、強いですからね。ひろしくん、勝てるわけ無いです。

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