はじめてのお菓子教室
阿部弘子先生(旧姓、信岡弘子先生)のお教室です。阿部先生はなんと73歳。現役のお菓子の先生です。
先生は、神戸の異人館のすぐそばでお育ちになりました。土地柄もあるのでしょうが、その当時、はるばる日本へやってきたフランス菓子をいち早く味わっていらっしゃったのだと思います。
そんなとき、先生が出会ったのが明治生まれの川上のぶさんです。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、1959年、50才で単身渡仏し、帰国後日本で活躍されたお菓子研究家です。
が、驚きはその外見とはうらはらに、なんともいえず味が洗練されていることです。

その川上のぶさんの流れをひく阿部先生のお菓子はとても素朴で古き良き時代を思わせるあたたかみがあります。
その「上質の味」と「素朴な風合い」が先生のお菓子の魅力だと私は思っています。
ラ・プティ・シェリーへ