
ΔLOOP2の詳細
最終更新日: 2003年11月9日
1.回路図
<LOOP ANTENNA部>
1メートルのビニールパイプ3本でできている部分です。自動車用の強いビニール電線7mを購入してこれで3本のビニールパイプに通していき、2回巻いたところでビニール線両端部を硬結びで結んで緩まないようにしましょう。
<WIRE1部>
300Ωのフィーダー線2mを使用。両端にバナナプラグとジャックを取り付けて分解しやすくしております。
<CONTROL部>
コントロールボックスとも呼んでいますが、これがアルミケースに入っている部分の回路図です。インピーダンス変換にはMOS-FETの2SK439を使用して、ソースフォロワーで低インピーダンスに変換して同軸ケーブルをドライブします。FETの足は以下のようになっています。
G(Gate)が回路図の左に出ている部分、S(Source)が51Ωの抵抗に行く部分、D(Drain)が上に出ている線でSWにつながっている部分に相当します。ボックスの外観はきわめてシンプルです。上にあるのが電源SW、黒いつまみが同調用のポリバリコンのつまみです。
ボックス内部の写真は以下のようです。
左側からバナナプラグで300Ωフィーダーと接続するバナナジャックがあります。その下にあるのがポリバリコン、バリコンの上にあるのが電源SW、回路は12Pの平ラグ板に組んでいます。将来アクティブ化の実験用に、右側を少し空けております。写真下部にあるのが単4電池のボックス、そして右端にある白い部品はオーディオ3.5mmΦのジャックです。ここに同軸ケーブルを接続します。非常にシンプルなのが見ておわかりいただけると思います。
注意)ポリバリコンには必ず「AM用単連ポリバリコン」を使用ください。2連のものはNGです!
<WIRE2部>
1.5C-2Vの同軸ケーブル5mを使用しております。両端に同じ3.5Φのオーディオ用のプラグを取り付けます。私の持っている受信機がポータブル型でアンテナ端子がオーディオの3.5Φプラグなのでそれに合わせました。
2.部品表
部品表を示します。
<CONTROL部>
回路図の番号 |
部品詳細 |
入手先 |
参考価格 |
ケース |
アルミケース 75×120×40mm |
パーツ店 |
¥300 |
平ラグ板 |
12P |
パーツ店 |
¥65 |
ラグ板用スペーサ |
10mm 2個 |
パーツ店 |
¥20×2 |
ラグ |
3Φのねじで止められるラグ |
パーツ店 |
¥5 |
SW3, 4 |
バナナジャック 2個 |
パーツ店 |
¥50×2 |
VC1 |
AMラジオ用単連ポリバリコン |
パーツ店 |
¥300 |
Q1 |
2SK439(E) MOS-FET Eランク |
パーツ店 |
¥50 |
R1 |
51Ω 1/4W カーボン抵抗 |
パーツ店 |
¥10 |
C1 |
50V 0.01μF セラミックコンデンサー |
パーツ店 |
¥10 |
C2 |
50V 0.01μF セラミックコンデンサー |
パーツ店 |
¥10 |
C3 |
16V 47μF 電解コンデンサー |
パーツ店 |
¥50 |
SW5 |
2P ミニスイッチ |
パーツ店 |
¥50 |
Battery |
単4乾電池用電池ボックス |
パーツ店 |
¥100 |
J1 |
3.5Φモノラルジャック |
パーツ店 |
¥60 |
ねじ |
3Φ、2Φ |
パーツ店 |
¥50×2 |
配線用電線 |
適当に |
パーツ店 |
¥100 |
<LOOP ANTENNA部>
回路図の番号 |
部品詳細 |
入手先 |
参考価格 |
L1 |
ビニールパイプ 直径13mm 1m長 3本 |
ホームセンター |
¥88×3 |
L1 |
自動車用ビニール電線 7m |
ホームセンター |
¥270 |
SW1, 2 |
バナナプラグ 3個(センタータップ含む) |
パーツ店 |
¥50×3 |
<WIRE1部>
回路図の番号 |
部品詳細 |
入手先 |
参考価格 |
線材 |
300Ω TV用フィーダー線 |
ホームセンター |
¥165 |
SW1, 2 |
バナナジャック 2個 |
パーツ店 |
¥50×2 |
SW3, 4 |
バナナプラグ 2個 |
パーツ店 |
¥50×2 |
<WIRE2部>
回路図の番号 |
部品詳細 |
入手先 |
参考価格 |
線材 |
1.5C-2V 同軸ケーブル 5m |
パーツ店 |
¥100×5 |
接続用プラグ |
3.5Φ オーディオ用モノラルプラグ 2個 |
パーツ店 |
¥60×2 |
合計¥3000ちょっとで製作できました。より詳細に製作方法については以下のリンクから飛んでください。
