ΔLOOP2の概要

最終更新日: 2003年10月11日

1.全景



上記写真の説明をします、パッシブ同調型デルタループアンテナの全景です。三角形に見えているのがデルタループアンテナ部です。これは、ホームセンターで購入した1mのビニール水道パイプを3本使っております。パイプ内部には、ビニール線が2ターン巻いてあります。その両端と、中間の1ターン目に中間タップを作っています。それぞれにバナナプラグをつけており移動しやすくしています。

次に写真下部のループアンテナの出口からバナナプラグ接合部を経由して黒い線が見えています。これはコントロールボックスを室内に置くための延長用の300Ωフィーダー線です。約2mあります。

そして、銀色に光るアルミケース、これがコントロールボックスです。詳細は別ページをご覧下さい。このコントロールボックスとアンテナ部をLC共振させて、「同調型」を形成しております。また、このコントロールボックス内には、インピーダンス変換を入れており、受信機まで同軸ケーブルで自由に引き回せるようにしています。上記写真の中で丸く巻いてあるケーブルが1.5C-2Vの同軸ケーブルです。両端にはモノラル音声用の3.5Φのプラグを取り付けております。


2.このアンテナの周波数カバー範囲
本来は300Ωのフィーダー線を入れたくないのですが、バンドを変えるごとにコントロールボックスのつまみを回しにベランダに出るのは億劫ですので仕方ないですが、この部分があるため若干受信範囲が狭くなります。ですから、このフィーダー線の部分はできるだけ短くすることが理想です。私の場合は2mです。

この条件での周波数カバー範囲を示しますと:

ループアンテナ部のターン数
受信周波数範囲
対応放送バンド
2Turn
2300kHz〜5400kHz 120mb, 90mb, 75mb, 60mb
1Turn
3350kHz〜7000kHz
75mb, 60mb, 49mb


3.使い方
(1)アンテナのケーブルを全部接続します。
(2)コントロールボックスの電源を入れます。
(3)受信機を受信したい放送局の周波数に合わせます。
(4)コントロールボックスのバリコンのつまみを回し同調を取ります。一番信号が強力になるところに合わせます。Sメーターがない受信機の場合は、無信号の周波数に合わせつまみを回し雑音が一番大きく聞こえるところに合わせます。


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