芋谷の棚田
田植え風景
伊都百景に選ばれたとっても美しい 芋谷の棚田の稲作作りを紹介します

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わかやま環境大賞・環境賞
受賞者一覧
6月2日(水)、第3回わかやま環境大賞表彰式が、和歌山市県民文化会館で開催さわましたさました
受
賞 部 門
受 賞 者 名
活 動 内 容
わかやま 環境大賞
はしもと里山保全
アクシ ヨンチーム
・雑木林の保全・育成や棚田の維持・保全
・山林・棚田作業を通じて、地元の人たちから各種の作業技術や伝統文化を学び、
それを写真、ビデオ、 文書等に記録
・写真・文書・作品等による市民へのPR、ホームベ ージを通じての全国への活動発信
わかやま 環境賞
串本愛舟会
・串本海上保安署と共催で、年1回、串本町串本の海岸約2kmを清掃。町民、町内事業所、団体等にも広くボランティア参加を呼びかけおり、毎年多くの人の参加を得ている.
・串本町の町内一斉清掃に全面協力。
・毎年総会前に海岸清掃を実施。
飯森 矩子
・毎晩1時間半の散歩コースの道端のごみ拾いを実践。(今年で9年目)。
・自宅でのEMぼかしを使用してのごみ減量、リサイ クル(10年以上前から)。
古新聞のリサイクル、買い物袋持参の買い物などを実践。
・小学校の総合学習の授業に講師として参加。
海南市立東海南中学校
平成15年度卒業生
・「海南市の生物と環境ー東海南・孟子ピオトープ」をテーマに東海南中学校区内
(海南市の東半分)の生物をほとんど全て、3年間にわたり継続して調査 研究。
・中学生の視点から生物の生態・環境条件・分布等のデータをまとめている.
わいんエコプロジェクト
実行委員会
・「わいんバガスカップ」‥・「バガス」の材料となる「さとうきび」を育てることで、
環境汚染に対 して配慮する意識を高めた。
・「わいんエコボランティア」・・・清掃活動と絵手紙大会を開催し環境啓発を行った。
・「わいんエコフェスタ」・・・「絵手紙教室」、「環境縁日」、「環琴紙芝居」、
「ケナフの紙渡き」、「再生紙の展示・紹介」等を開催した。
ウインナック株式会社
・コンピュータの急激な普及に伴い、関連消耗品の廃棄が環境破壊の大きな要因となっているとの認識か らトナーカットリッジの再生リサイクル事業を行っ ている。
・重度障害者を多数雇用する企業であり、その事業活動は、障害福祉活動と環境保全活動の両立という特色のあるものである。
わかやま 環境賞 特別賞
古座川町高池婦人会
・昭和55年より長年にわたり、2ケ月に1回、各地区の同会会員が資源ごみの回収を行う。
・各戸の前に出された古新聞、雑誌、ダンボール、ア ルミ缶、ビン類(1.8リットル)
を会員の所有する軽自動車で回収する。
・回収した資源ごみは、再度、整理整頓して古物商に引き取ってもらう。

・芋谷案内ツアー
芋谷川を遡ると左へ「フトン谷」と右へ「カラス谷」に分かれます。この道は横手八幡を通り境原へ出て役行者ゆかりの小峰寺へ出る昔の高野山への道です。
カラス谷に沿って遡ると、今は人が住んでいない立派な廃屋に出会えます。大きなツゲの木とモミジの木がある庭はよく手入れされています。
持ち主は、今は少し下流の柱本の集落に住んでおられるそうです。
芋谷の地図


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6月12日(土)雨のち曇
夕方7:00〜8:45 ホタル鑑賞会一芋谷川渓畔
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【活動担当者】中岡 【記録者】中岡
【主な内容等】
今月は環境月間。県環境生活課で呼びかけた公開可能のイベントとして、このホタル鑑賞会と
翌日の田植えを県のホームページに登録(いずわも先着10名まで)。それを見てくれたボーイス
カウト橋本第1団カブ隊の原文男隊長さんから参加申し込みがありました。
日中は天気が良かったのに、夕方から雨模様となり、カブの子供たちが紀見峠駅に着いた午後
6:40頃には土砂降り。その中を2歳の子どもさんも入った家族の皆さんを含めて23名の方が、30
分近くかかって芋谷まで歩いて参加くださいました。ところが、芋谷川河畔に着いた7:40分頃に
は雨が止み、ホタルが飛び交い始めました。子供たちから歓声が上がり、会員一同ホッと胸をな
でおろした次第です。今年も井奥さんが資料を作ってきてくださり、説明・解説をして下さいまし
た。
【感想等】
三指 先日のホタル鑑賞会ではたいへんお世話になりました。スカウトたちも多数のホタル
を観察でき、たいへん喜んでおりました。また、ホタルの説明や資料の提供などもしていただ
きありがとうございました。さて、参加人数等ですが下記のとおりですのでお知らせ申し上げ
ます。弥栄 ボーイスカウト橋本第1団カブ隊々長 原文男
〈スカウトたちの感想〉
・たくさんホタルが観られて楽しかった。・歩くのがしんどかった。・来年もまた来たい。など
〈リーダー、保護者の感想〉
・今年中に個人的に家族とまた行きたい。・ホタルを初めて観られてとてもよかった。など
〈参加人数〉
・CSスカウト7名(カブ隊隊員〉・BSスカウト2名(ボーイ隊隊員)・リー ダー4名
(カブ隊指導者および前リーダー)・その他子供 6名(スカウト体験入隊者など)
・その他保護者4名(計)23名
(参加者:井奥夫妻・中岡・真壁夫妻/カブスカウト関係者23名 合計28名)
6月13日(日)快晴 田植え−芋谷・棚田 TOPへ戻る
ホウの葉で包んだチラシ寿司
【活動担当者】中岡 【記録者】中西
8:00 資材の運搬とうの準備
9:00 今日の予定、初めての参加者への説明・実習
9:30 作業開始
11:00 昼食の準備
12:00 昼食、自己紹介、談話
14:00 周辺の整備作業
15:00 終了
【主な内容等】 芋谷の田植え
・田植え
今年は、不耕起栽培と黒米等の増産を目差して、最下段に新田を増設。今までの上の田圃に
は、人気のあるクワイと黒米を植え、下の田には赤米やもち米、白米を若干ずつ植えました。
田圃が増えた分は水の管理や草取りなどの手間は掛かるが、本日の田植えには、新しいメンバ
ーの方が沢山参加いただき、今後の活動が盛んになることが期待されます。
芋谷での活動のメイン行事として、田植えにはいつも北村和夫シェフの御馳走が楽しみです
が、今年も豪勢なちらし寿司がふるまわれて、中岡さん宅による、さなぷり餅とともに芋谷で
の今年の豊作を祈るお祭りとして、大いに盛り上がりました。いつもの事ながら、事前に田植
えの準備等をいただいた中岡さん、北村さんに感謝したいと思います。
・報告事項:
環境大賞受賞について。
今後の予定等。
(参加者:井奥・梅谷親子・亀谷・北村和・木村・小林・佐藤・椿森・中岡・中西
・贄川・平林議員・真壁末輩・柳本・山中 計17名)
【初参加・新会員の方よりの感想】
「6月例会(田植え)に参加して」 K.M
(大阪市住吉区)
6月例会の田植えに参加させていただき、ありがとうございました。2年前の12月、ある病院の
人間ドッグで奇遇にも真壁政子さんとお会いしました.彼女とは何年か前、職場が同じでしたが、
橋本に転居されて以来の再会でした。
積もる話の中で、「橋本の里山保全運動」に参加していること、大変楽しいサークル活動であ
り。メンバーの方々は山や畑仕事のほかにも多技に渡り経験や知識をお持ちで、折に触れて教え
て頂いているとのことなどお開きし、私も田舎でのくらしに関心があるものの経験も知識も何も
なく、彼女の暮らしぶりを聞いて「ああ、いいなあ」と思いました。その時、「一度遊びにおい
でよ」とお誘いを受けていましたが、今日まで何やかやと忙しさに取り紛れていました。
でもHPは時々覗いて楽しませてもらっていましたが….
当日の芋谷は、梅雨の晴れ間とは言えないほどさわやかな晴天で、こじんまりとほどよい広さ
の谷間は木々や草も青々とし、すがすがしい空気が漂っていました。
メンバーの方々は何もかも初めての私達に大変やさしく丁寧に、苗の扱い方や田圃の歩き方な
ど敢えてくださり、黒米、白米、赤米、餅米と順調に田植えは進み、下の田圃は午前中に植え終
わりました。田植えをすると指先がささくれ立って、後の手入れが大変とも開いていましたが、
不思議なことに、手はすべすべになっていました.ひょっとして田圃の泥のパック効果でしょう
か。こうゆうことならもっとドロンコになってもよかったかなあと思ってしまいました。
昼食は辻調で腕を磨いたという北村和夫さん特製の「黒米バラズシ」や田植えの時にこの地方
で作られる「さなぷり餅」(つぶした小麦ともち米、中岡さんの奥さんと真駿夫妻の手作り)な
ど、珍し尽くしのメニューでお腹一杯ご馳走になりました。
午後からは、田圃に除草効果や肥料になる米ヌカを蒔く作業と草引きとに別れ、3時半頃終了
になりました。帰りにはジャガイモの北あかりや男爵のおみやげまで頂き、一日戸外で体を動か
し快く疲れた体に、芋谷の美味しい空気を一杯吸い込みながら帰途につきました。
あまりお役に立たなかったことと思いますが、初めての経験を色々とさせて頂き結構充実した
楽しい一日でした。
「里山体験に参加して」 M.F
(大阪府門真市)
梅雨の晴れ間、素晴らしいお天気に恵まれて「田植え」という生まれて初めての体験をさせて
頂き本当にありがとうございました。
前々から、同じ職場の仲間であった(ご近所でもあった〉真壁さんが里山保全運動にかかわっ
ておられることは、今回一緒に来た小林さんから聞いていました。が、「行ってみたいな」と思
いつつもなかなか機会がなくて、この度やっと体験学習をさせて頂くことになった次第です。
足手まといでしたでしょうが、教えてもらいながら作業をさせてもらって、気持ちの良いしん
どさを感じつつ、本当に充実した時間を過ごすことが出来ました。
山あいの自然に囲まれた里山でのお昼どき、自然食そのもののお寿司とお餅は、なんともうれ
しいご馳走でした。
せせらぎの音と涼しい風も心地よく、気持ちがゆったりして、日頃のウサもどこへやら…とい
う気分になりました。皆様方の意気込みも素晴らしく、パワーをもらった気がします。
知れば知るほど奥の深い里山の自然、農作物、食物などにについてこれからも色々敢えて〈だ
さるようよろしくお廉いします。
「どうもありがとうございました」 M.M
(大阪府門真市)
職業として農業をやることなんて、僕には一生ないかもしれないけど、食べ物を作るというの
は人間の活動の、基本中の基本、まさに原点なわけで、ほんのさわりだけでも、泥に足が包みもまれ
るようにめり込んでいくあの感触を味わったことは、必ずプラスになるのではないかな、と
思っています。これからもよろしくおねがいします。
7月4日(日)晴 棚田臨時作業・水草の抜取り−芋谷周辺・棚田
【活動担当者】別所 【把持者】別所
8:30 上の田圃のコナギ抜取り
12:00 昼食および昼休み
13:00 午後の作業開始 コナギ全て抜取り TOPへ戻る
16:00 終了
【主な内容等】
・応急の田圃の草取り
上の田のコナギの繁殖が猛烈を極め、イネが埋まりそうな状態のために、来週の定例活動を
待てずに有志のみにより、刈り取りを行ないました。
繁殖力旺盛なコナギは、気候などの加減で一端繁殖をはじめると田圃全体を覆うばかりとな
り、田の栄養分がほとんど吸収されてしまうことになります。暑いさなかでしたが、参加者は
アイガモ気分で田圃に張り付き、夕方までにへトへトになりながらも何とか仕上げることがで
きました。
しかし、周辺で作られている田圃には、ほとんどコナギなどの水草が見受けられないのに、
なぜ里山保全の我々の田圃だけに多いのでしょうか。田植えや稲刈りは楽しいものですが、稲
作の草刈りや水の管理などの途中のケアーの大切さ、大変さを改めて教えられた1日でした。
【感想】
昨年実験的に残したコナギが稲に劣らず成長し、今年新たに整えた下の田にも何故かコナギが生え
ており放置出来なくなり急遽除去する事となり有志で作業しました。水田で腰を下ろす事も出来ず、
キツイ作業となりました。少人数の為、午後も作業を続行する事となり、結果、全員ヘトヘトで体力
の衰えを実感しました。
しかし、何時も通り昼食は楽しく、今日は特にカブト虫のサナギを柳本氏が見つけて呉れて御土産
と出来ました。
(参加者:北村適・中西・別所・柳本 計4名〉
7月11日(日)曇り時々晴れ 棚田の草引きと
畔の草刈一芋谷・棚田
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【活動担当者】中岡 【記録者】中西
8:00 下の田圃を中心とした草取り・電気柵・田圃・芋畑周辺の草刈り
12:00 昼食、自己琴介、今後の予定、イベントの案内などの連絡
13:30 周辺部の草刈りと下の田圃へのヌカの追加播き・芋谷探索ツアー
15:00 終了
【主な内容等】
・田圃の草取り
上の田圃は、先週応急に草取りを有志により済ませていたために下の田の手入れを中心に作
業を進めた。上の田ほどではないが、新しく造った田圃にもかかわらず、こちらにもコナギが
はびこり特にアメリカアゼナが多く見られたが、沢山の参加者がいたので周辺部も含めて午前
中で終了した。午後からの山内演習林での作業は次回見送りにする。
・報告事項
県の環境事業募集。グり−ンボランティア研接制度について。
・芋谷案内ツアー
今日は、暑い陽差しにもかかわらず、新しく入会された方の参加が多かったので、午後から
の作業は短時間で中止して、芋谷の風景や名所、自然について井奥さんのガイドにより案内を
行なった。
【感想】
8:00位からぽちぽち作業開始。田圃には人肌みたいな水が張っていて、小さな水草が抜いても抜
いても生えて来るようでした。おたまじゃくしやアメンボも右往左往しているし、ミズカマキリも居
たようです…と呑気な言い方をしている私は、専ら猪除け柵周りの草引きをしていました。
ホタルブタロやアキノタムラソウ…。”夏の野の繁みに咲ける〜”何とかには縁無いけれど、普段
見落とすものを見つけた気分が好きです。
田圃の守は結構大変で、この日は結局、演習林整備作業はできませんでした。大変といっても休憩
や昼休みが楽しみで苦にはなりませんでしたが。
川風の涼気には感じ入りました.水辺の涼しいのは当たり前だったのですが、やはり労働のあとの
感性はレクレーション時の感性とは少し違うらしい。
作業終了后は、温泉を見に連れて行って戴きました。温泉源は残念ながら確認できませんでしたが、
結局、恒例(?)のように、自然観察のガイドをして戴きました…。
鳥、昆虫、植物、それに廃屋まで大変興味深かったです。途中で汲んだ水、コーヒーを入れたら非常
にマイルドで驚きました。半分は雨水じゃないかと思うのですが、本当に美味しいものです。
青々とした棚田の姿も遠望しました。
「空間の履歴」ということをよく考えるのですけれど、それは、やっぱり生きている景色を感じる時
なのだと思います中色々ありがとうございました。
ところで帰途、別所さんの畑を見に行って(中略)茄子を2つもらいました。呉れるとおっしゃって
たのは胡瓜なのに、ごめんなさい。怒っていらっしゃるでしょうか?
(参加者:井奥・梅谷・北村道・中岡・中西・別所・間壁夫妻・町野 計9名)
わかやま環境大賞を受賞 TOPへ戻る
6月2日(水)、第3回わかやま環境大賞表彰式が、和歌山市県民文化会館で開催さわましたさました。
環境大賞に選ばれたのは、我等「はしもと里山保全アクションチーム」です。他にはわかやま環境賞5団体〈個人・企業を含む)、わかやま環境賞特別賞1団体が表彰されました。
授賞式には、中岡、北村道、木村、真壁政の4名が出席しました。会場に着くと、中岡さんは受賞式の打ち合わせのため別室へ、3人は会場最前列の受賞者席に案内されました。
授賞式では、最初に大賞受賞者として中岡さんが、副知事〈知事は別の会議のため欠席〉から表彰状とレプリカを受けとり、続いて環境賞の表彰に移りました。副知事挨拶の後、中岡さんが「はしもと里山保全アクションチームの活動の概要、今後の課題」について報告をしました。大きい会場で県下各地から参加されている方々を前に席上でのお話でした、皆でカを合わせ、身体を動かし、話し合ってきた十数年間の活動が参加者に充分伝わった報告でした。
表彰式の後は、井伊博行氏(和歌山大学システム工学部教授)の「地下水から水質保全を考える〜金鉱探しから飲み水まで〜」の講演がありました。
美しい、安全な地球を、次の世代に手渡す事の大切さを改めて感じた1日でした。そして、写真や記録、まとめ等をして下さった皆様、ありがとうございました。(真壁)
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