里山だより (神の降りる木)   2012年1月1日  曇りのち晴れ
皆様、明けましておめでとうございます。今年は、天候に恵まれ暖かいお正月です。
 ふるさと演習林の近く、役小角が開いたと伝えられる小峰寺からは、大峰山系の素晴らしい山々が望めました。
       1915メートル、近畿の最高地点「八経ヶ岳」が、夕日に輝いていました。
今年一年よろしくお願いします。みなさんと一緒に、仲良く楽しく、ゆっくりと活動していきましょう。

       2012年1月1日午後4時。  新年の夕日に輝く、大峰の山々を撮影してみました。
     「大峰山はわが国で最も古い歴史を持った山である。この山についての古記録は、枚挙にいとまがない。・・・」
         深田久弥 「日本百名山」より。        夏になれば、いっしょに奥山も歩いてみませんか。  
       参考までに、同じ場所からカシミール3Dで描いた山々の名前と比べてください。

写真の右下の赤い色の木は、枯れたアカマツです。 我々の生活の快適さと引き換えに、生活を共にしてきた木々たちが声をかけてもらえず、寂しく去っていくようです。  

植物も動物も、声をかけたり頭を撫でてやると、たいへん良く成長します。 新しく始まった「ふるさと演習林拡張事業」で   生き物たちといっしょに暮らしてきた日本の文化を、皆さんといっしょに、もう一度創りたいものです。
11月の定例会では、植樹したアカマツの剪定をしました
手入れをした松林は、明るくなりたいへん美しくなりました
 マツの木にやってきた冬の野鳥「マヒワ」の群れです
  おいしそうに松の実を食べています
              お正月に飾られる、神が降りる木 「マツ」、大事にしたいものです。
   
   里山で出会える「冬の木の実」    こちらも、ふるさと演習林で探してください。
   ゴンズイの実(葉は、羽状複葉で、冬は落葉します)
   ミツバウツギ科
   カナメモチ 白い花が美しく「ソバノキ」とも呼ばれます
(植物学者・牧野富太郎先生は、アカメモチが正しいとのことです)     バラ科