里山だより        2008年5月28日    
                                      
                里山だより(SATOYAMAイニシアティブ                

 5月24日から26日、神戸で 「G8環境相会合」が開かれました。
 日本は、ー里山のような共生の生態系を再評価しようと 「SATOYAMAイニシアティブ」 を
提起したそうです。

 人の手が入って、森を恒常的に維持する 里山文化を世界に発信するようで、日本の里山の知恵を生かす提案です。 環境省は、「環境立国・日本」の創造・発信として 「美しい星へのいざない」 「Invitation to 『Cool Earth 50』」  −3つの提案、3つの原則−など、 いい言葉が続いています。  ・・・「重要里地里山300」も選ぶそうです。

 でも現実を見てほしいものです。5月18日、会員の皆さんのたいへんな労力で、芋谷川は、ほんの少しは蘇りました。 でも、芋谷の棚田の背後の山は、写真のような状態です。  

  竹落葉の季節、山は黄色が覆っています。 写真の山の半分は竹が進入し、竹林が急激に拡大しています。


田んぼの「米作り」だけでなく、竹林に侵食される里山の姿にも目を向けていただきたいものです。


  柴を刈り、落ち葉を掻き集め燃料にした時代、竹の根を切り手入れを惜しまずに山の平衡を保ってきました。   言葉だけでない、里山経営をお願いしたいものです。   

 5月18日はすばらしい活動でした。参加された皆様に感謝しています。有難うございました


 散会後、芋谷トンネルへの道を歩いていると、道端に清楚な「フタリシズカ」の花がたくさん咲いていました。  
 こんな生き物がたくさんいる、芋谷の棚田を大事にしたいものですね。


「フタリシズカ」(二人静) 
センリョウ科 いい名前です。


「ジョウカイボン」(浄海坊) こちらもいい名前です。