里山だより(ソバとウルシ) 平成19年10月13日(土)  晴れ       
 
  暑かった今年の夏もいよいよ季節が進み、すがすがしい日本の秋がやってきました。
  中西さんが育てておられる芋谷のソバ畑は、真っ白な花が満開の時期を迎え 棚田一面が白い花で埋まっています
  是非みなさんも出かけてください。 (休耕田にはソバが最高です)
  この時期、トンネルから芋谷の棚田への道は冬支度をする、たくさんの生き物にも出会えます。

 
タカの渡りの観察を終え、訪れた芋谷はミゾソバやヤマハッカ、ツルリンドウ、キンミズヒキの花と、テングチョウ、キタテハ、アカタテハ、ツマグロヒョウモン、クロコノマチョウなどの蝶たちが美しさを競っていました。 アキアカネ、リスアカネ、ノシメトンボなどの赤トンボも真っ赤に色づき負けずに美しさを競っていました。
 
ミゾソバの花 (こんなにきれいに咲きます)
 
ハチクマ、チョウゲンボウ、サシバそれに、今日はたくさんのノズリに出会えました。 

生きている化石 「テングチョウ」
 
演習林では、ヤマウルシが実りはじめました・
  
  実りの秋、ふるさと演習林ではハゼやヤマウルシの実も色づき始めました。
かつて、この実から木蝋を採り、蝋燭の原料などに役立っと植えられた木々も役目を終えひっそりと佇んでいます。 
 ウルシ百万本、クワ百万本、コウゾ百万本 三本植え立てで、20年後30年後を夢見て経済の建て直しを計画した米沢藩と同じことを、繰り返した日本の戦後の林業。 荒れた里山を復興するのは大変な努力と知恵が要るようです。
 収穫の季節、10月21日は稲刈りです。 みなさん是非参加してください。 
 里山と棚田を利用する。それは我々の未来を守ることです。

 
2007.10.14  間伐材で来週の稲刈りの準備ために、ハザ木を立てました。