歴史の中の炭     森を慕う韓鍛冶

「昔の人がやったタタラ
1回で得られる大塊を2トンとすれば、砂鉄は24トン、木炭は28トン必要になる。木炭28トンのためには、薪は100トン近くきらねばならなかったに相違ない」
とある。すさまじいばかりの森林の消費であり、くりかえし言うようだが
古代から近世まで製鉄事情としては、東アジアでは森林の復元力がもっとも高い日本列島がいかに適地だったかがわる。


  「
山林1町歩で、鉄が10トンですね」・・・・・・
                            
司馬遼太郎 「砂鉄のみち」よ

 戻る    
                
ができるまで!!

        
ドラム缶による炭焼き    立派に出来上がった竹炭

           SUMI 10.jpg (60531 バイト)      
 SUMI13.jpg (50699 バイト)

                                  窯炊きデータ   


1.孟宗竹を切り出す
2.炭材を作る(竹を割る)               image004.jpg (55435 バイト)
3.窯に詰める           SUMI3.jpg (43255 バイト)        
4.土団子を作る        SUMI4.jpg (64860 バイト)           SUMI 5.jpg (60406 バイト)
5.土団子で焚き口造り         SUMI 6.jpg (32190 バイト)
6.窯の入り口に耐火レンガを積む        SUMI 2.jpg (49521 バイト)
7.いよいよ火を点ける         SUMI 12.jpg (48451 バイト)
8.煙の色が変わる(青みを帯びた透明に、240℃)                     
           SUMI 9.jpg (26018 バイト)                SUMI 8.jpg (53660 バイト)
9・炊き始めより、4時間20分                           SUMI7.jpg (52800 バイト)
10.空気が入る筒を残して土で固める(まだ煙は白色)
                      SUMI 11.jpg (51758 バイト)
11.窯を全部閉鎖

 

SUMI15.jpg (57143 バイト)    〈窯焚きテータ(残ったメモによる不完全なものですが)
 〈結果は4/9に判明したもの〉

  〔左〕

11 :20   点火

11:50  白煙(30℃)

12:15 60℃

12:30 昼食のため扇風機での送風開始

13:50 煙少し透明に

14:50 煙青みを帯び始める;

15:10 焚き口を直径5cmの鉄管のみに
           煙突は1/3に

15:45 全部閉鎖

〔結果〕やや焼き過ぎも,まずまず   
      SUMI 1.jpg (41341 バイト)        SUMI14.jpg (59660 バイト)

  

 

  〔右〕

 9:30 点火

10:00 煙 勢いよく上り始める

10:10 煙 黄色みを帯び始める

10:40 猛烈な勢いで煙が出ている

11:50 少し透明に(煙突出口150℃)

12:15 青みを帯ぴた透明に
           (マッチが点火、240℃)

12:20 扇ぐのを止めると140℃

12:25 焚き口閉鎖(まだ煙は白色)

13:50 全部閉鎖

 〔結果〕完全に灰(失敗!)