2003年6月〜11月の活動記録
6月7日(土)晴れ 19:00~20:30 ホタル鑑賞会 − 芋谷 ・何人かの方は例年来られていたものの、会として呼びかけたホタル観賞会は今年が最初。観賞場所は、当初予走の作業小屋出発でなく、小屋への道の入口を左方向に下りていく作業道から河畔に下りる事にしました。 参加者:井奥・亀谷・九鬼・木村・北村(和)・北村(道、薫)佐藤・中岡・中西・吉見・田代・中矢・信谷・土井・中山・萩原、萩原さんのお子さん(ユウキ・ナオキ君)計20名
【感想】 里山活動の年間メインイベントの一つ、田植えには沢山の方が参加されました。芋谷の自然の最もきれいなこの時期、里山のその年の活動のスタートとして、田植えの行事には晴れやかな希望が感じられ、心躍るものがあります。珍しい方、新しいお客さんなどいつもにない顔ぶれとともに、北村和夫さんのこの時期に相応しい心づくしのご馳走は、いっそうお祭りの雰囲気を盛り上げていただけるものでした。 今年は小さいお子さんまでがお母さんとともに参加され、芋谷の川や田畑で子供たちのカニやトンボと戯れながらの歓声を聞くことが出来たことが、芋谷の自然にたいする未来への田植えの一歩として印象に残る姿だったのではないでしようか。おコメを作ったり、いささかの田畑で作物を作ったりすることの楽しさとともに、芋谷のきれいな風景を守っていくことの大変さといったものは、凡そ体験することができつつありますが、しんどさを感じるだけでは面白くありませんので、大人も子供達も自然の中で楽しめ遊べる空間として、芋谷の素晴らしい自然が何時までも保って行ける工夫のようなものを皆で出来たらとおもいます。く中西> 6月22日(日) 8:30〜12:30頃 サツマ芋植付け・水田草取リ―芋谷 トップへ戻る ・稲はすべて活着。去年取り残したクワイが、稲株の方々で芽を出しているのを抜いて、田の北隅のコーナーに移植。 ・ 中の田の1ウネにサツマ芋(苗100本)を植付け。 ・ 土手および進入路の草刈り。 7月13日(日)くもり/晴れ 田んぼの草刈り・赤ジヤガの取入れ トップへ戻る 8:30 今日の予定(中岡さんのみ8:00) 【主な内容】 ・赤ジヤガ(アンデス)の芋掘り10キロ余り(コンテナ半分程度)の収穫。一部参加者へおみやげとして分配。 ・上の田の草取りと追肥 先回に続く田の草取りとやや成長の遅いイネにラクト肥料を追肥する。 ・午後からの山内への移動(演習林の手入れ)は、雨のため中止。 ・草取りというこの時期の地味な作業のために、地元の参加者は少なかったが、大阪より中矢さん他3名も参加いただき、芋谷での所定の作業を実施することができた。 8月10日(日)8:30~15:00 棚田作業・演習林下草刈 − 芋谷・演習林 トップへ戻る 8:00~11:00 田の草取り・周辺の草刈り ・ 台風10号が過ぎて、真夏の太陽がいっぱいの季節になりました。先週水を入れた田んぼは水量も多く、メダカのような小魚がいっぱい泳いでいます(多分カワムツの子と思います)。他の草取りをしていると、水の中に小さな甲虫があちことに見られます。どうも「ヒメガムシ」のようです。大きなガムシもいた芋谷の田んぼは、素晴らしピオトープになっています。 ・先月の作業ですべての雑草を抜いたつもりが、コナギを中心に田全面に生えていて予想以上に時間がかかりました。南側の畦際に2mほど引かずに残してあったコ−ナ−は、成長したコナギで隙間なく埋め尽くされ、その場所の稲株は分ゲツ数も少なく明らかに成長が遅れています。この部分のコナギは無農薬農業における「雑草との共生」(?)を試す一つの試みとして、最後まで残しでおくことにしました。 11:00~11:40 芋谷から山内演習林へ移動(片付け等で手間どりました) 12:00~12:40 倒伏を免れたサカキ等のわずかな木陰で弁当 12:40~15:00メダケ(当地ではシノブダケ)の繁茂が特に激しい演習林下部(東南隅)を中心に下刈り ・炎天下の演習林は、一面にネザサが広がっています。アカメガシワやサルトリイバラ、ノイバラなども繁茂し、今年植えた苗木が埋もれてかわいそうな状態です。植えた苗木の周りは鎌を使い、刈払い機も使用して、下草刈りに挑戦しました。暑さで短時聞の作業でしたが、下草刈りの作業がどんなにたいへんか身をもって体験し、里山を守ることの大切さと苦労が良くわかりました。(参加者/井奥・石神・木村・九鬼・北村道夫妻・中岡,吉見・真壁夫妻・柳本) ※この作業に備えての会員有志による事前準備と作業 8/3(日)芋谷 − 畦草刈り他 (井奥、木村、中西、五條の中西さん) 8/6(水)山内クラブハウス・作業用鎌等の刃研ぎ(10数丁) ・山内演習林山道下草刈り他(木村、中岡) 9月14日(日) 晴れ 演習林の下草刈り − 山内演習林 8:30 今日の予定 【主な内容】 10月12日(日) 晴れ 稲刈り − 芋谷の棚田 トップへ戻る
10月26日(日)晴れ ナチユラルブレイク
(Natural Break)
祭 トップへ戻る
【主な内容】 ・バザーの出し物 1.焼いも 2.黒米 3.トリの置物 ・ダッチオープンで焼いた焼いもが人気があり、売上が好調。黒米も人気が定着しよく売れる。井奥さんが腕によりを掛けたトリの置物や野草のアレンジ、里山の展示パネルはブースの主役として、今年も立派に役目を果たしていただいた。 ’NB祭全体の実行委員として、当日はもとより事前・事後の会合に、倉田(総責任者)・贄川・吉見の各氏がご苦労して下さいました。
※このイベントに備えての会員有志による事前準備と作業 10/5(木)a.m.9:00~11:00 山内演習林 − バザー販売用サカキ取り (北村和、北村道、中岡) 10/25(土)p.m.1:00~4:30 山内クラブハウス―ナチュラルブレイク祭の準備 ・ 焼きイモ用サツマイモの収獲と洗浄・黒米等の販売物の詰め合わせなど (井奥、木村、北村道、中岡、中西) 11月9日(日) 曇り後雨 コメの脱穀など − 芋谷の棚田 トップへ戻る 8:30準備開始 【主な内容】
・輸転機を使ったイネの脱穀、雨にてテントの下での作業。子供達も交え賑やかに行えた ⇒後日、11/12に北村(道)木村・中西・中岡の4氏にて中岡クラブハウスにてトウミ掛けをフォロー ・白米(イセヒカリ)黒米、赤米ともに収穫を無事に終えた。 ・10月来のイネのハザ掛けが雨風で倒れ、大西さんに建て直しをやっていただくなど陰ながらの大変なお世話があった。
この秋、森林ボランティアグループのいくつかの交流会があり、当会からも代表が参加しました。以下はその簡単な報告です。 (1)「和歌山県森林ボラティアネットワーク」発足(‘03.9.11) 和歌山県下全体の森林ボランティアサークルを網羅して、相互の情報交換や会員団体に対する県緑化推進会からの各種情報提供などを日的とする組織――「和歌山県森林ボランティアネットワーク」がこの秋発足しました。その結果、以前(‘01)から有田地方以北の8サークルで組織していた「きのくに森づくりネット」は、発展的に解消しました。両者の性格の違いは、「森づくりネット」は完全な自主的組織であったのに対して、新発足の「ネットワーク」は県の森林整備課・県緑化推進会という行攻機関が大きく係わっていることです。県緑推で事務局を担当(事務局長は森林整備課長)、情報提供なども県緑推から各団体になされます(従来伊都振興局→市役所林務担当を経由していた県緑推からの情報は、会へダイレクトに来る)。従って維持のための会費は当面不要です。詳しいことは、まだ未定の部分もありますが、それへの対応等については今後みんなで論議していったらと思います。(中岡記) (2)「和歌山環境フオーラム’03」に参加(’03.10.19) 2003年10月19日(日)晴、 和歌山市勤労者総合センター(和歌山市役所横)にて「和歌山環境フオーラム’
03」が開催され、当会より中岡・北村道の2名が参加しました。県内で環境問題に敢組む69団体が参加し、朝9時より17時まで、各団体の活動展示、リサイクル製品・エコ商品・エコ農産品展示、討論会、紙スキ(ケナフ)、バンド演奏などがありました。メイン会場の10階文化ホールでは、環境問題に取り組む16団体がそれぞれの活動をパネル展示し、当会からも井奥氏作成のこの1年間の活動記録・「芋谷の四季の風景」などの写真パネル、黒米、赤米の稲穂の実物などを、朝7時に橋本市を出発して展示しました。展示と並行して午前中各会の活動発表があり、10番目に中岡氏がアクションチームの報告をしてくれました。また、午後に別の会場で行われた「ゴミをどうする」をテーマにした車座討詮会には、当会の亀谷氏が参加してくれました。(北村道記)
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(3)第3回紀伊半島三県森林ボランティア交流大会」に参加(‘03.11.1〜2) トップへ戻る | |
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「紀伊半島の豊な森林環境づくりをめざして」のテーマの下に、今年は三重県熊野市を中心に開催され、当会からは井奥、木村、中岡の3名が参加しました(森林アニメーター会から北村和氏も)。海岸回りのマイクロバス(a.m.5:00伊都庁舎前出発)は利用しないで、我々は車で169号線から南下(3時間余りで熊野市着)。午後の開会式の後、いくつかの斑に分かれて桧・杉の間伐作業÷班の中にはチェンソ一を使える人もわずか居ましたが、大半は未経験のようでした。講習会ではないので、ほとんどの人は倒した木の枝払いなどの作業をしました。交流会では、各県代表からの森林ボランティア活動の状況報告がありましたが、代表者の個人的な意見発表の嫌いがなくもなく、たとえ短時間であってもそれぞれにユニークな活動をしているすべての会からの発言があるほうが、交流会にふさわしいのではないかと思いました。質疑のときに、20年前からマツタケの[栽培]を研究されてきたとの発言をされた、三重県の方(大小出氏)と後の夕食のときいろいろ話をしました。 夕食は熊野少年の家の、スタッフの方々による、海の幸。山の幸・めはり寿司・おでん等々の郷土色豊かなご馳走でした。立食であったため、じっくりと話をすることは出来なかったものの、幾つもの新しい出会いがありました。そのあとも星空観察会等があり、井奥氏は夜遅くまで交流を深められていました。 第2目目は、バスに分乗して:七里御浜防風林やトチノキ渓谷への自然観察・研修会。飢饉に備えて江戸時代から地域の人たちが守ってきた樹齢200~300年はあるトチの大樹の群落は圧巻でした。樹齢500年・枝わたり30メートルに達する大トチノキなども在り、季節をかえて是非また訪れてみたいと思いました。 この交流会で得た様々な意見や実践報告は、今後のいろんな機会に報告させて頂きたいと思います(中岡記) |
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編集後記 ● 田植えから秋の取入れまで、前号からとうとう半年が過ぎてしまいました。会報担当者の体調不良とか、ご家族の方の入院・通院等が続き、発行予定の直前でハガキ連絡(「アクション通信」)や連絡網に切り替えることで対応してきました。ご不便をおかけしましたことをお詫びします。でも、「完璧でなくても、無理をしないでボチボチ行こら」というのが、当会発足以来の確認事項ですので、どうかご寛容を。 ● そんなことで、今号は何人かで分担してパソコン入力したものを、張り合わせて作りました。統一のとれていないところははお許しください。文章作成その他でご無理をお願いした皆様のご協力に感謝申し上げます。 ● 7/27、8/24、9/28にも少人数ながら臨時の活動がありましたが、今回は記録を収集できませんでした。判り次第報告に載せますので、これもお許し下さい。
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