まえ      最 後 に

今、里山や自然が減ってきている。もし里山がなくなると、
動物や植物もいなくなってしまう。
 人は昔、田を耕して、米を作って生活していた。
今ではそういう人は少なくなって、あまり自然とふれあう
時間が少なくなっている。
そんな中で、人と生き物が共存しているのを知って、私は
びっくりした。
 今まで、細川や境原の地元にオニヤンマやハグロトンボがいるなんて思いもよらなかった。
少し里山の見方を変えるだけでこんなにも見つかる
生き物の数がちがうんだな、と思った。
 もしかしたら、いつかは、草や木が完全になくなってしまう日がくるかもしれない。
そうすると動物も人も生きていくことができない。
だから、里山を守ることは、私達の未来を守ることなんだ
と思う。 私は、改めて自然のことを見なおした。
そして一番大事なのは人と生き物と自然、三つの共存なんだろうと思う。

ゲンノショウコ ピンクの花がきれい (杉尾)



参考(財)日本野鳥の会、会報誌「野鳥」
1998.9.10月 1999.5月   井奥 真里子