ぞうさんでは、食事の後、よく子ども達が自分で食器や椅子を片付けています。"片付けている"のです。"片付けさせられている"のではありません。
もちろん全員が毎回必ず、ではありませんが、食べ終わると、周りの子の様子を見て、自分から食器を片付け出します。
1歳5か月の一時保育の子が、ある日突然、食べ終わった後おもむろにお皿を重ねて片付けだした時には、さすがに私達もびっくりしました。
解説
ここでは子ども達が"片付けさせられている"のではなく、"片付けている"という事が重要になります。お友だちが主体的に片付けている姿を見て、この子どもも「自分もそうしよう」と主体的に片付けているのです。
もしもお友だちが"片付けさせられている"状態であったなら、この子どもは片付けをしなかったのではないかと思います。1歳5か月の子であれば、なおさらです。
主体的な行動は、心の負担無く、他の子にも広がっていくのです。例えそれが、1歳の子であっても。