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小さな子どもが過ごす場所だからこそ、保育園は”家”でありたい。

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コラム 1.「砂糖の摂りすぎにご用心!」 

 あまくておいしい、お砂糖。市販のものだけでなく、手作りのおやつを作るときにも使ったりしますね。
 お料理にも必須の調味料ですが、みなさんご存じのとおり虫歯や肥満の原因にもなります。それだけでなく、日常の中で子どもが落ち着いて過ごせない原因にもなるのです。

 お米や果物などに含まれる糖はゆっくり吸収されるのに対し、精製して作られた砂糖を摂取すると、@急激に血糖値が上がる 血糖値を下げるためにインスリンを一気に放出し、A血糖値が急激に下がる 急激に下げすぎた血糖値を上げるためにBアドレナリン(攻撃ホルモン)を一気に放出 という、3つの過程が体内で起こります。

 大声や奇声などの声をあげる、楽しそうに遊んでいるがどこか乱暴・攻撃的、テンションが高すぎるといったことが子どもの様子に見られたら、砂糖を摂りすぎていないか振り返ってみるといいかもしれません。アメリカでは白砂糖をたくさん含んだお菓子類をよく食べている子どもは、集中力がない・思考力が減退している・短気でイライラしやすい、といったことがすでに常識化しているそうです。

 そして、砂糖には依存性があることも立証されています。「乱用」「離脱症状」「渇望」といったタバコや麻薬などにも共通する症状が砂糖依存によって発現することが認められているのです。もしかすると甘い物好きな人の中には、実は砂糖依存症になっている人がいるのかもしれません。

 肥満や虫歯以外にも、砂糖は体内からカルシウムや鉄分などのミネラルやビタミンを奪ってしまうため骨折の原因になりえますし、体が糖化するため肌のシワやたるみなどの老化の原因になることが医療・美容業界では知られています。
 ほかにも視力の低下や冷え性など、様々なリスクになってきます。糖尿病になれば、失明や下肢の切断に至る場合もあります。現代は子どもの糖尿病(U型)も増えているのだとか。

 そこで気になるのは摂取量の基準ですが、食事とおやつを合わせて1日あたり、体重1kgあたり砂糖1gなのだそうです。1〜2歳でおよそ10g、3〜5歳でおよそ15gと考えてよさそうですね。
 目安として、お菓子類の砂糖の含有量はクッキー1枚に3g、飴玉1個に4g、キャラメル1個に3g、ケーキ1切れに30g、プリン1個に20gです。
 料理では煮物など様々なものに砂糖を使いますから、おやつに甘いものをあげるとすぐにオーバーしてしまいますね。おやつは1日1回にして、食べさせるものはシンプルな味付けのせんべいや、甘いものだとしても小さなゼリー。ケーキなどは特別な日に出す、という方法が良さそうです。

  甘味は心の栄養になりますが、度を越えると心にも体にも毒になってしまいます。適度な量で満足できる習慣をつくっていきたいものです。

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