キッズハウスぞうさんには、時々、他園の保育士の方が見学に来られます。 ある保育士の方がぞうさんの子ども達の様子を見て、こう言って驚いていました。
「子どもが、いきいきしている!」
また、ある保護者さんからの連絡帳にも、「ぞうさんに通うようになってから、いきいきしてきた」と書かれていた事がありました。
解説
これは子どもが主体的に活動しているという、単純でいて、とても大切な事です。
"やる"のと"やらせられる"のは、まったく意味の違う事なのです。
"片付ける"のか、"片付けさせられている"のか。
"歌う"のか、"歌わせられる"のか。
"絵を描く"のか、"絵を描かせられる"のか。
"作品を作る"のか、"作品を作らされている"のか。
それぞれ、まったく意味が違ってきます。
"やる"という主体的な活動を重ねる事で、後の子ども達の人生にも大きな価値が生まれます。
例えば、"勉強する"のと"勉強させられる"。"仕事をする"のと"仕事をさせられる"。見た目の行動は同じですが、本人の意識はまったく違います。子ども時代に主体的な行動を重ねて経験する事で、大人になってからも、行動に意味を見出し、前向きな気持ちで取り組んでいけるのです。
「いきいき」は、漢字を使うと「生き生き」と書きます。
まさにその字の通り、"人生を生きさせられる"のではなく、"人生を生きる"ことが出来るようになるのです。