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 簡単に作れる桐とんぼ (竹とんぼ)
の作り方

  竹が飛ぶので竹とんぼと云うそうです、此処では桐が飛ぶので桐トンボです。
 

  竹を使った、竹とんぼ作りは、刃物を扱ったことのない、小学生(低学年)には少し難しいかもしれません。
  そこで、桐を使った桐とんぼ(竹とんぼ)の作り方を提案します。
                                            昭和の遊び普及委員会 監修

 @ 準備する材料

桐の板と竹の棒
 桐の板、厚みは6〜8mm程度のもの
  ( ホームセンターなどでも市販されていますがソーメン、
   カステラ等の 桐箱で可)
 棒は竹を使います
 竹が入手できない場合は、
 竹の割り箸や青竹踏みの竹を
 利用して下さい。
 青竹踏みの竹は、
 100円ショップ等で売っています。
 
 A 準備する道具

 錐、ナイフ(カッターナイフでも可)、
 サンドペーパー(180番、400番)、アルミ箔、ライター、
 蝋燭、ボンド、大きめの コップ等

 右図はあれば、便利なくても問題はない
  (スコヤ、雲形定規、木工ヤスリ各種、ノギス)

 
 B デザインする

 羽根材は桐の板を使いますので、比較的簡単に
 制作者好みのデザインにする事ができます。

 スーパー竹とんぼとのように
 流体力学を応用し,長い飛距離と滞空時間を目的とした
 竹とんぼ ではありませんので、
 お好きなデザインで制作して下さい

 羽根の大きさは、9〜12cm程度がいいのでは
 と思いますが、いろいろなサイズやデザインを
 お楽しみ下さい

 
 C 穴をあける

 中心に錐で穴をあける
  ◎ まっすぐ錐を立て、2〜3mm程度の穴をあける

 中央が凹んだデザインの場合は最初に鋸で切り込みを
 入れておくと、楽に 削ることができます

 
 D 羽根を削る

 デザインに忠実に、ゆっくりと削って下さい

 鉛筆の斜線部分を斜めになるように削ります、
  飛行機の羽根と 同じで す(裏面も同じように削ります)

 

 
 E 竹棒を削る

 最初は穴の大きさより、心持太い棒を削りだす
 出来るだけ丸くし、下の方をほんの少し太くして、
 四角にしておくと、回転がつきやすい

 右の竹とんぼの棒は、料理に使う串を利用したものですが、
 細すぎて力が入らず回転力があまりえられませんでした

 
 F 磨く


 最初は180番位の
ペーパーで、やさしく磨く
 仕上げには400番を
使うと塗装した時美しく出来ます

 木工専用のヤスリは不要です、羽根の大きさにあわせて、
 丸棒や四角い端材にサンドペーパーを
 巻き付け輪ゴムで固定すればいいのです

   
 G 羽根をひねる

 
アルミ箔を真ん中に巻き付け、遠火であぶり、
 ゆっくりと右を手前に、左を向こう側に曲げる。
 曲がらない時はもう一度あぶって下さい。
 
 
◎ 形が完成したら、アルミ箔の上からコップの水を
 少しかけて羽根を冷やせば固定されます。

   
 H バランス確認

 
 手の中で回転させぶれないか(目検)、次にコップの縁に
 そっと置いてみて不自然な動きや、バランスをチェック
 して下さい。

 ◎ 左右の羽根の重さが同じでないと、左図のように
 コップの上で、 床面と並行して静止しません。

 (コップには前もって水を半分程度入れておいて下さい、
  コップが水平に置かれているかチェックができます )

 
 I 組み合わせる

 羽根と竹棒が直角になるように接着してください

 瞬間接着剤は便利ですが、速乾の木工ボンドで充分
 

 ◎ 
接着剤はつけすぎないように注意

 羽根と棒の長さの比率はデザイン、
 重さ等により異なります
 10対13が,いいように思います
 テスト飛行しながら決めてください
 
 J 塗装をする

 
 桐なので羽根の両端を補強できる塗料が必要

 ◎ マスキングテープを使用すると便利です
 美しさと補強の為にニス仕上げをしてもいいと思います。

 

 下地に、とのこ(砥粉)を塗っておくと
 完成度は格段にアップします。

 とのこが乾燥すれば、塗装の前に
 完全に拭いとって下さい
 
 K 歓声(完成)


 桐
とんぼはインテリア小物として楽しい空間を
 演出してくれます、飛ばすとふぁ〜と舞い上がり、
  上手く作ると  数秒間楽しませてくれます。


 
 L 飛行成績
 滞空時間 約4秒
 高さ 約6m(根拠は2階建物と比較)
 距離 約30〜40m
       ※ 6回計測 (最高の数値を記載)
 計測場所 春日山公園
 計測日時 2011年8月13日 am 11時頃
 立会人  昭和のおっさんの会のメンバー
 仕様
  羽根材 桐
      (ご参考 三輪素麺の外箱)
  サイズ 9cm
  重量  2.8g
  塗装  白のアクリル絵の具
       乾燥後ペーパー仕上げ
 

【お願い】

    刃物や火を使いますので、必ず大人の方がそばで指導して下さい。
 
     ※ 砥粉は粘土を焼いて粉末にしたもので、塗装下地・目止めの効果があります。
     ※ 記載されている数値は目安です、いろいろ試して工夫して楽しんで下さい。 

 桐とんぼの  
飛ばし方 
 (1) 羽根を真上にするか、少し前方に倒して構える
    棒を持つ位置は、羽根を回転させた時に指に接触しないようにする 。
 
 (2) 左手を固定して右手を手前に引き寄せる。 
 (3) 右手を前に強く一気に押し出す。
 
 (4) バランスが悪いと、ふらふらした飛び方をします、もう一度、HI
     参考に確認して下さい。
 

 
 (5) 羽根が桐材なので、竹より安全ですが注意して楽しんで下さい。                
       

 
       
     ※ 本ページでは桐材で、ご説明していますが、竹を使っても基本は同じです、
        興味のある方は、是非、作ってみてください、楽しめますよ。