1998.2 初版
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仮説目次 総目次 授業書掲載承認19971211 仮説実験授業研究会 お笑い仮説実験授業(3つ) その1 泡がぶくぶく 授業書 〈空気と水〉 この問題までに、【穴一つの缶を逆さにしてもジュースは出てこない、穴二つにすると出てくる】という実験をしています。 そして、これは、【一つの穴をふさいだ缶を水の中に入れると水は缶の中に入るだろうか?】という問題です。 答は【水は入らない】です。ところが、なんと開いている穴から空気の泡が出てくるのです。水は入っているわけです。 子ども (一年生)あ、泡が出てる。水 入るんやな。 センセ (パート) (おかしいなあ、泡がつづいて出るとはなあ ?) ちょっと待ってね。塞いだ穴から水が入ってるかもしれへんから。(と中の水を出してもう一度ビニールテープで穴を塞ぎなおす) 子どもこんどもやっぱしでてる。 センセ??????(缶を引き上げ、中の水をちょろちょろと出して) 実験の結果は【(ウ)=水はほとんど入らない】やな。 読者の皆さんコレコレ ヒント この実験は冬にしました(98.2) その1 謎ときはここ その2 アレ天秤がつりあわない 授業書 〈ものとその重さ〉 これは、「水に何かを浮かべても、沈めても、何かを溶かしても その重さはあり、その物と水の重さを足した分になる」という問題のひとつです。 「砂糖を水に溶かすと重さはどうなるか。天秤はどう動くか」です。 答は【つりあったまま】です。ところが、なんと砂糖を溶かした方が軽くなってあがるのです。 子ども (三年生)先生。その水甘いか? センセ (現役) そりゃあ、甘いさ。(とこともあろうに指を二回つっこみなめる) 子どもあっ、砂糖水の方があがった。 やっぱり砂糖はとけて見えなくなったから、軽くなったんやな。 読者の皆さんコレコレ その3 アレまた天秤がつりあわない 授業書 〈ものとその重さ〉 これも、上の「ものが水に解けても重さは変らない」という一連の問題です。(研究問題) 「はじめにコップの中に水をいれて、その中に氷を浮かべて重さをはります。 そのからしばらくしたら、氷がすっかりとけて水になります。そのとき、もういちど重さをはかったらどうなるでしょう」 図のように、氷入りのコップと重りを釣り合わせてのせ、子どもたちに確認してもらいました。そして、氷コップをのせたまま予想分布を調べ、その理由、討論に入りました。 子ども (四年生)●そんなん解けて水になったので、重さは減るよ。 ●ちがうよ、砂糖の問題のように解けても重さはある。 ●解けて水になっても、どこへもいかないから重さはある。 などと、討論に熱中しています。 センセ (現役) (討論の司会をしながら、天秤を見ると、あれれのれ さっき釣り合わせた天秤の氷コップの方が下がってきている)(おかしいな、とまたスポイドで氷コップの方の水をとって釣合わせる。) 子ども(というセンセの奮闘に関係なく、討論に熱中) センセ (おやおや、またまた下がっとるぞ) 読者の皆さんおまえは、アホか ヒント この実験は夏にしました その3 謎ときはここ この頁の最初ににもどる 仮説目次 総目次
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