中国の高速鉄道という場合、2種類の列車がある。一つは「動車組」といわれるもの、もう一つは、「高速動車」である。私が初めて和諧号に乗ったのは、2008年の10月、無錫→上海だが、この時は、いわゆる「動車組」で列車番号はD☓☓次、スピードは、よく出ても200キロ程度。 今年の6月、上海虹橋(右の写真は待合室)から蘇州まで乗った和諧号は「高速動車」で列車番号は「G☓☓次」、300キロを超えるスピードでの安定走行が可能。列車番号の頭文字のDは「動車」の中国語読み「dong che」の先頭文字のD。Gは「高速動車」の中国語読み「gao su dong che」の先頭文字のG。
今回、上海虹橋から紹興まで乗るのは「D5589次」。上海虹橋から寧波、温州など、杭州よりもっと南へ行く列車に高速動車はない。みんな動車組である。
私が乗った列車は田圃の中を走る。最初の駅は松江南、そして次は嘉興南。これらはみんな田圃の中にできた新しい駅である。そして、杭州が近づいてくると在来線に入る。まだ、新しい線路が完成していないのだ。大規模な工事が進んでいる。紹興も改造した古いプラットホームに入った。
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大規模な新線建設工事(杭州近く) |
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改造した古いプラットホーム(紹興) |
紹興駅外観 |
私は紹興へ行ったことがなかった。人気の観光地なのに、日頃、中国、中国と言っている私が、まだ、行ったことがないというのでは話にならない。そんなことで、今回の旅行(11月10日~17日)では、まず、紹興へ行き、その後、江南水郷古鎮で行き残した南潯へと計画を立てた。
紹興の予備知識としては、春秋越の国都、王羲之、秋瑾、魯迅のふるさと、あるいはゆかりの地というくらい。あっつ、それから、紹興酒。初めての旅行なのでザーッと一巡、と軽い気持ちで出かけ、ほぼ、その通り、軽るーく見て帰ってきた。従って、「中国感動の旅」というタイトルの箇所に入れるのは気恥ずかしいが、ご容赦を。
紹興でよかったところ、蘭亭。おいしかった味、夜の裏通りで甕から買った紹興酒と早朝に茶楼の庭で飲んだ緑茶。気になる人物、秋瑾。魯迅故居は俗化していてちょっと興ざめ。紹興では2泊した。1泊目は、成り行きで、一人で泊まるにはもったいない紹興飯店になった、1泊531元。2泊目は翌朝に乗る烏鎮行きのバスが7時15分と早かったので、バスターミナルのすぐ横の安ホテルにした。120元。
まず、魯迅故里を紹介いたします。
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魯迅故里入口 |
とにかく観光客が多い |
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魯迅が通った私塾 三味書屋入口 |
三味書屋 手前左奥が魯迅の定位置 |
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周(魯迅の本名は周樹人)家の客間 |
台所 |
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百草園 |
「孔乙己」の舞台になった酒屋、咸亨酒店 |
次は秋瑾故居です。
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秋瑾故居正面 |
同内部 |
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後列左から二人目が秋瑾(故居内展示の写真部分) |
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紹興市街の大通り中央、処刑地に立つ秋瑾烈士紀念碑
後ろ白いのは秋瑾の像 |
刑場へ引かれる秋瑾
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次は蘭亭です。
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蘭亭入口 |
鵞は王羲之、池は王献之の字 |
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蘭亭の碑、康熙帝の筆跡 文革で傷められた |
曲水の宴の場所、復元 |
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ここで書くと上達疑いなし |
御碑亭、康熙帝直筆の「蘭亭集序」 |
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王羲之の祠、右軍祠 |
蘭亭の裏を流れる川 |
その他、載せたい写真。、
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紹興風景 |
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甕から飲む紹興酒は、また格別 一斤18元 |
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茶館へ至る道 |
夜の茶館 |
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王羲之の故居 右の黄色の建物、今はお寺になっている |
蔡元培故居 |
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60歳以上高齢者割引で半額の5元 |
早朝の越劇?の練習 |
紹興の紹介は、ひとまず、ここまでとしておきます。
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