カーボンエアロドアミラー

ランサーエボ6とEP82のエアロミラーをつくりました。
まず最初に道路運送車両の保安基準を確認すると
『容易に方向の調節をすることができ、かつ、一定の方向に保持できる構造であること。』
とあるので当初考えていたシールドビームの光軸調整のような方式は、工具を使うため
容易とは言えないので、他の方式を考えなくてはならない。そこでアジャストスクリュウ
(机の脚に付けて高さを調整する部品)を使用する事にした。
この部品、小型軽量安価でボールジョイントになってるので抜群やわ。
あと『取付部付近の自動車の最外側より突出している・・・』
ようは、ミラーを真上から見てドアやサイドスッテップから出ている場合は、可倒式にしなあかん
と言うことなので、ドアと面一にして固定式にすることにした。


原型を作る

ウレタンボードを使用します。今回はスチロールレジンと言う発泡スチロールに
付けても溶けない樹脂を使用してみました。
完成品をイメージしながら削りだしていきます。
後で樹脂を塗るのでほんの少し小さめに作ります。
形が出来たら、今回は
スチロールレジンでガラスマットを1プライ積層します。
硬化後パテなどで形を整えてツルツルに仕上げます。

雌型を作る

最初、ガラスマットを3プライ積層しただけの雌型を作ったが
かなり歪んでしまったので、補強を入れてみました
平らな板の上に原型を置き、原型の裏側に樹脂が入らないように
アルミテープで原型と板を止めます。
いらん所は広告紙をマスキングテープではっときます。
離型処理後型用ゲルコートを散布して、ガラスマットを2〜3プライ積層して、
あらかじめ作っておいた補強板を張り付けます。
右の写真は完成した雌型だが、補強無しのため歪んでしまってます。

製品を作る

雌型に離型処理を施し、クリヤーゲルコートを塗ります
なるべくむらにならないように。硬化後カーボンクロスを1プライ
さらにガラスマットを1プライ積層します。
硬化後いよいよ離型します。ぺりっとめくって余分なところを
切り落とします。
次に取り付けの面を作ります。
段ボールを製品の内側にぴったり合うように切り
内面側にガムテープを貼ります。内側から
ガラスマットを1プライ積層します。
段ボールを剥がすとこんな感じ。
ミラーはアクリルのミラーをし使用し、
アジャストスクリュウにミラーを両面テープで
固定しました。このスクリュウをステーに
取りつけます。ステーの長さや角度は現物合わせ
です。本体の取り付け3本も現物合わせです。
付けたり外したり何回も繰り返します。
防水のため、スポンジテープを貼ります。
完成
こんな感じ


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