FRPアンダーガード

ダートラやラリーで欠かせないアイテムにアンダーガードがあります。
これが無いとオイルパンが破れたり、ミッションケースが割れたりします。
でもそれは悪路走行での話。フラットダートや舗装ラリーでは、ガードを打つ事もないので
いらないんですが、一応、保険と言うことで装着しています。
このガードは5o厚のジュラルミンで出来ています。アンダーガードの他、フロアガード、
タンクガード、などガード類だけで相当な重量になります。
そこで、舗装用に軽量FRPガードを作ってみました。
全日本やWRCではケブラーなどのプリプレグと言う
軽くて、丈夫で、めちゃ高価なモノで作ってますが、
ローコスト第一なのでガラス繊維で作ります。
既製品の形をそのままパクるので簡単にできそうです。
CJ4Aミラージュ用を試作しました。

雌型を作る

先にガードの寸法を測っておきます
基準を中心と後端に採寸します。
大きなステンレスの板が無いので、いらなくなった
ホワイトボードの上で作ることにしました。
補強リブを成型するため、板を置いて(黄色のやつ)
梱包用テープで張り付けます。
輪郭は45°のフランジを付けます。
これは帯状に切ったトタンを
適当にテープで貼り付けました。
これで雌型の完成。

製品を作る

雌型に離型処理を施し、ガラスクロスを
2プライ積層して、ガラスマットを2プライ積層します。
硬化後、型から取り外して半完成。
このあとバリ取りをします。
穴もあけます。
ボデーへの取り付け部を黄色の板で
補強します。
この板はナイロンかなんかの発泡体で
強くて軽い物です。
まな板の軽いやつみたいな感じ。
ステーは潰れていたので新たに
作りました。
試作と言うことで、てきとうです。
補強板をフランジの大きなリベットで
止めて完成。
いま流行のスケルトンだ〜。
ジュラルミンの3分の1ぐらいに
軽量化できました。
この後、車両に取り付けて
思いっきりぶつけてもらい、
どおなるのか実験します。

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