1.ノーマルボンネットの型をとる
ノーマルボンネットを原型とし、そのまんまの形をFRPで複製する事にしたので、
まず雌型を作ります。
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ジグソーなどでRにヒィットするように切ります。 ボンネットの表面を傷つけないように、気をつけましょう。 |
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スクレイパーなどで取り除きます。 そこに両面テープをはります。 20oはみ出すようにEVAシートを貼ります。 EVA以外でも塩ビ板や厚紙に、アルミテープを貼ればいけると思います。 このはみ出した部分をフランジと言います。 ボンネットとフランジ部に、隙間が無ければOKです。 |
養生紙などをマスキングテープで、フランジ部に貼り、 離型剤を塗り型用ゲルコートを、吹き付けます。 | |
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ゲルコートが乾いたらガラスマットを置いて、 ポリエステル樹脂を染み込ませます。 ガラスマットは、2枚重ね(2プライ)にします その上に最初に作った土台を置いて、ガラスマットで固定します。 |
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乾いたら剥がして余分な所を切り落とし完成。 |
2.裏の骨の雌型を作る
ノーマル形状では重たいので、少し変更したいと思います。
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いらない骨を切り取ります。 |
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骨の形を作り、(写真左半分)20o幅に切ったEVAを 骨の全周に両面テープで張り付けます。(下の写真) 紙粘土で形を整え、アルミテープをしわが無いように 貼ります。(写真右半分) |
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ちょうど良いようです。これより薄いと 車両に装着したときフェンダーよりもボンネットが 高くなってしまいます。逆に厚いと低くなりますが、 低い分にはワッシャーなどで調整できます。 |
3.裏骨を作る
ボンネット自体が雌型です。ノンゲル仕上げにします。
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1枚(1プライ)貼ります。 乾いたら剥がして取り付けのボルト穴と つっかえ棒の穴をあけます。 | ||
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1oの鉄板を20o×150oに切りナットを溶接します。 溶接機が無い場合8oのナットリベットか、 骨の側面を少しカットしてナット掛けにします。 剛性を上げるため8oほどの穴を数カ所あけておきます。 | ||
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硬化後余分な所を切り落とし、糊代部に6oの穴を 70o間隔であけます。 ![]() |
4.製品を作る
表面を作り、裏骨と張り合わせます。
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6oの丸棒を曲げる訳ですが、これが結構難しいです。 現物あわせで曲げます。 |
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マーキングしておきます。 雌型に離型剤を塗って製品用ゲルコートを吹き付ける。 車ワックスを使用し、刷毛で塗るときは強く擦らないように。 |
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マーキングの位置に置きマットで固定します その上に裏骨を置いて糊代の隙間と穴に樹脂を、 流し込み一体化させる。 エアインテークの開口部もマットを貼り一体化します。 |
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しかし、一部ゲルコートが剥がれたのでパテで 修正しプラサフ仕上げとしました。 |