メイドの心得 4




の言う通りじゃ。一人に女給の役をやらせるのは気の毒というもの。お主らも何人か女給役に回れ。」

垂れてくる鼻血をおしぼりで拭いつつ、童虎は黄金聖闘士達にこう命じた。

「ごっ、ごめんね童虎!私、恥ずかし紛れについ・・・・!ごめんね、ごめんね!?」

鼻血の原因は、羞恥の余りヒステリーを起こしたが無意識的にぶん投げたお盆である。
盲滅法に投げられたそれがまさかの大当たり、童虎の鼻柱を直撃したのだ。

「ホッホ、構わん構わん。気にするな、。」
「ほんっっっとにごめんなさい・・・・・!」

それでも怒らないのだから、やはり童虎はかなりの人格者と言えよう。
流石は大御所、聖域の現教皇であるサガでさえ敬服し、頭を下げる人物である。


「わ、分かりました・・・・・。」

その彼に命じられては断れず、黄金聖闘士達を代表して、サガが渋々了承の意を示した。


「誰か、メイドをやりたい者はいないか?」

サガはまず、またもや小学校教諭のような口調で立候補を募った。
だが、立候補者など出る筈がない。
皆、童虎に命じられて断りきれなかっただけで、メイド役をやる気などさらさらなかったのだから。


「・・・・・・・・・分かった。ならば公平に決めよう。」

サガは、自分と目を合わせないように視線を逸らしている一同をギロリと睨んで、はっきりと告げた。


「ジャンケンだ。」













じゃんけんホーーーイッッ!!!

漢達の咆哮が、雷鳴の如く轟く。

ぬあああーーー!?!?
よっしゃーーーッ!!!!
ぐはあぁーーー!!

サガの悲痛な叫びが、ミロの勝利の雄叫びが、アルデバランの絶叫が、次いで沸き起こる。
だが、漢達の闘いはまだ終わらない。


『じゃんけんホイッ!!あいこでショッ、ショッ、ショッ!!
ぃよーーーーーしッッ!!!
嫌だぁぁぁーーー!!!!
どうだーーー!!!

シュラが興奮気味に拳を握り、
アフロディーテが半狂乱で膝から崩れ落ち、
カノンが誇らしげに握った拳を高々と掲げ上げる。
血で血を洗う仁義なき闘いは、こんな調子で暫く続き、そして。








「では、改めて接客シミュレーションを行う。」

落ち着きを取り戻したサガが、シミュレーションの再スタートを宣言した。


「者共、準備は良いな?」

サガの視線を受けたアルデバラン、デスマスク、シャカ、アフロディーテが頷いた。
彼らは『チーム・メイド』。
ここにを加えた総勢6人のメンバーで編成されているチームだ。


対するのは。


「クッククク・・・・・、サガよ。今日こそ貴様を俺の足元に這い蹲らせてやる。

不敵な笑みを浮かべるカノンを筆頭に、ムウ、アイオリア、ミロ、シュラ、カミュ。
この6人で結成されている、『チーム・御主人様』である。


「おのれカノン・・・・・」

早速訂正である。
落ち着いているように見えて、サガは少しも落ち着いていなかった。
カノンに挑発されて、血管が浮き出る程固く拳を握り締めているではないか。


「良いか、皆の者。これはあくまで女神のお仕事なのじゃからな。各々弁えて穏便に行うのじゃぞ。」
「お、お願いだから喧嘩は無しで、ね?」

と、負傷の為、見学兼監督役に回った童虎のささやかな願いは、届いたのか届かなかったのか。


「分かっている、さあ始めるぞ!!!」

今一つ良く分からないまま、シミュレーションは再開された。




は、良いのだが。




「な、仲間が増えたのは心強いんだけど、何か怖いなぁ・・・・・」
「何故だい?」

小首を傾げるアフロディーテにしか見えないようにして、はこっそりとある方向を指差した。

「だって、何だか微妙に不穏な空気が・・・・・・。」

の指す方向には、チーム・御主人様のメンバーが円陣を組んで、何やら内緒話をしているのである。
その上、時々チラチラとこちらを見たりして、あからさまに怪しい。
とアフロディーテが暫く彼らの動向を黙って伺っていると、やがて彼らは陣形を解いて、チーム・メイドのメンバーの方に歩み寄って来た。


「クッククク、サガよ。こちらのコンセプトは決まったぞ。」
「何だ?」
「題して、『6人の御主人様〜ドS達の宴〜』だ。覚悟しろよ、サガ?」

カノンは自信に満ちた笑みを浮かべて、サガを見据えた。
しかし、サガも負けてはいない。

「その台詞、そっくりそのまま貴様に返そう。チーム・メイドをなめるなよ?」

静かな気迫を漂わせながら、カノンに勝るとも劣らない威風堂々とした態度に出ている。
あの如何にも怪しげなコンセプトを聞いておきながら、サガは怖くないのだろうか。


「何よ、あの思いっきり微妙で怪しいコンセプトは・・・・

は勿論、恐怖を感じていた。


「フッ、大丈夫だよ、。たとえ連中が何を企んでいようとも、私達がついている。」
「う、うん・・・・・・・」

アフロディーテに励まされても、その得体の知れない恐怖と、『とことんロクでもない事になりそうだ』という嫌な予感は、残念ながら消えなかった。











『お帰りなさいませ、御主人様。』

一抹の不安を抱えながら始まったシミュレーション。
まず第一段階、肩で風を切って来店(の振りを)したチーム・御主人様を迎えるところは上々の出来であった。


「うむ。コーヒー6つだ。10秒以内に持って来い。出来なければペナルティだ。」

が、第二段階で早速問題発生である。
こんな明らかに不可能な注文をされてしまっては、カノンの言う『ペナルティ』とやらを喰らう事は必至。
これはチーム・メイドにとっては正に負け戦だ。
幾ら向こうが客(役)とはいえ、幾ら『お客様は神様』とはいえ、これではまるで日米通商修好条約の如き不平等さである。
しかも、カノンの含み笑いが、そら寒く感じる程怪しすぎる。


「ちょっとカノ・・・、御主人様!?それはあんまりじゃ・・・」
「良いのだ。」

ところが、抗議しようとしたを止めたのは、と同じ立場にあるサガだった。


「・・・・・畏まりました、御主人様。」

サガは慇懃無礼な口調でカノンに頭を下げると、チーム・メイドの面々を振り返った。


「行くぞ。我らチーム・メイドの意地と誇りにかけて、死んでも10秒以内に運ぶのだ。」
「あの、サガ、私は・・・・」
「奴の注文を聞いただろう?10秒以内にコーヒーを運んで来られるのは、光速で動ける我ら黄金聖闘士だけだ。はここに居ろ。」
「その通りだ、。この役目、お前には少々荷が重い。」

サガやアルデバランにそう言われたは、不安ながらも黙って彼らの言う通りにする事にした。
幾ら彼らが光速の動きを身に着けているとはいえ、あれこれ言い合っていては10秒などあっという間に経ってしまうからだ。
たった10秒しかない以上、これ以上0コンマ1秒でも無駄には出来ない。
サガ達も同じ考えだったようで、が口を閉ざした瞬間、彼らは瞬く間にの前から姿を消してしまった。



そして、文字通り、『あっ』という間に。



「お待たせしました、御主人様。」
「コーヒーをお持ち致しました。」

サガとアルデバランが、各々3つずつコーヒーを載せた盆を持って戻って来た。
一人一人の前にコーヒーカップを置いていく彼らの表情は、一見落ち着いて穏やかなものだったが、には『これしきの事で我らを陥れられると思ったか?』という余裕のようなものが見て取れた。
流石である。皆、伊達に黄金聖闘士をやっていない。


「お砂糖とミルクは如何致しましょうか。」
「6つとも不要だ。」

はそう感心しながらも、自身の役柄上、チーム・御主人様のメンバーに砂糖とミルクを勧めた。
だが、チームを代表してそれを断るカノンの表情も、サガ達に負けず劣らず落ち着き払っていた。
一瞬、サガをちらりと見た彼の瞳が、『フッ、馬鹿が。小手調べに決まっているだろう。』と言いたげに光ったのを、は見逃さなかった。


「水をお持ち致しました、御主人様。」
「ご苦労。」
「お茶請けにクッキーをどうぞ、御主人様。」
「うむ。」

次いで、デスマスクが人数分の水を、アフロディーテがクッキーの皿をテーブルに並べていく。
皆、無駄口は一切叩かず、物腰も柔らかい。
それなのに、は激しい胸騒ぎを覚えていた。
6人の御主人様〜ドS達の宴〜』などという怪しげなコンセプトを掲げて来たチーム・御主人様が、このまま大人しくしている筈はない、はそう確信していたのである。



「手拭をどうぞ。」

そしてその確信通り、とうとう事が起こったのは、シャカがシュラにおしぼりを差し出した時だった。
シュラは、一瞬嫌そうにカノンを見た後、諦めたように小さな溜息をついて、シャカの手におしぼりを突き返した。


「・・・・・・お前が拭け。メイドだろう。」
「・・・・・・・・・」

誰よりもプライドの高いシャカが、人の命令をホイホイと聞く訳がない。
そもそも彼は、自分と同等の立場の者に、たとえ演技とはいえ、謙る事自体を良しとしていないのである。
ただジャンケンに負けてメイド役になっただけで、不本意も良いところなのだ。
シュラの命令に一切返事をせず、ただ黙っておしぼりを握ったまま微動だにしないシャカに危機感を感じたは、慌てて彼に駆け寄った。


おっ、抑えて!抑えてシャカ!!沙織ちゃんに頼まれた仕事なのよ!?」
「・・・・・・・分かっている。」

シャカの理性を辛うじて保ったのは、このシミュレーションが『女神に頼まれた任務』という事実であった。
シャカはゆっくりと息を吐き出すと、おもむろにシュラの手を拭き始めた。


こんな珍しい光景は他にない。
写真に撮って大きく引き伸ばし、更に携帯でも撮って待ち受け画面に設定する位の価値はある。


なのに。


「・・・・・・そ、その拭き方は何だ?」

シュラは非情だった。
いや、非情だったのは、シュラの背後にいるカノンだった。
シュラが一瞬カノンに向けた躊躇いがちな視線と、その視線を受けたカノンが冷笑を浮かべて『やれ』という風に顎をしゃくるのを、は見逃さなかったのである。
そしてその直後。


「もっと丁寧にやれ。」

シュラは明らかに棒読みな口調で駄目出しをすると、乱暴とも言える仕草でシャカの手を振り払った。
しかし、元より不機嫌だったシャカが、これで怒らない筈がない。


「・・・・・おのれシュラ・・・・・・、死すべ・・・!!
落ち着け、シャカ!!

いつになく不機嫌さを露にして臨戦態勢を取るシャカを、サガが素早く背後から取り押さえた。

「ここは我慢だ、抑えろ、シャカ!」
「放せ!神に最も近い男と言われるこのシャカが、シュラ如きに愚弄されたとあらば・・・」
「そこを抑えろ!怒れば奴等の思うツボだぞ!奴等の策略に嵌るな!」

小声でシャカを窘めるサガに、もまた小声で問いかけた。


「サガ、気付いてたの!?」
「無論だ。も気付いていたのか?」
「カノンとシュラが目配せしているのがチラッと見えたから・・・」
「そうか・・・・・。どうせ大方、カノンが我らを、いや、私を陥れたいだけなのだろう。難癖をつけて平伏させ、屈辱の限りを与えようとな。」
「そ、そんな・・・・・」
「シュラがそんな底意地の悪い考えをする筈がない。首謀者は明らかにカノンだ。おのれカノン、己の立場を笠に着て調子に乗りおって・・・・
前から一度聞きたかったんだけど、何でそんなに仲が悪いの、サガとカノンって;

心底忌々しそうに吐き捨てるサガに、は呆れたように呟いた。
しかし、そうこうしている間にも。




「・・・・・・おい、そこのデカブツ。」
「お、俺の事か・・・・・?」

チーム・御主人様の新たなる刺客が、また別のメイドを狙っていた。


「お前以外の誰が居る?それよりも、これはどういう事だ?天下のグラード財団が経営する店だと言うから期待して来たのに、こんな安物のコーヒーを出すとはどういう了見だ?」
「も・・・・、申し訳ございません。お許し下さい・・・・・、御主人様。」

アイオリアに絡まれたアルデバランは、微かに感じずにはいられない屈辱と腹立ちをぐっと飲みこみ、深々と頭を下げた。
しかし、人より頭2つ分も3つ分も大きな彼が、精一杯身を縮めたというのに、アイオリアの反応は酷いものだった。


「て・・・・、低姿勢なのは良いが、少しも小さく見えんぞ、・・・・・で、木偶の坊。」

いや、酷いのは酷いが、それがアイオリアの本意でない事は、一目瞭然であった。
およそ彼らしからぬ暴言を吐いたアイオリアの表情は、やはりとてもとても申し訳なさそうな、恐々としたものだったのである。
そうと分かっちゃいるけれど。


・・・・・くくく・・・・・・!

腹が立つものは腹が立つ。


落ち着け、落ち着けアルデバラン!
怒っちゃ駄目よ、アルデバラン!
「わ、分かっている・・・・!これは任務、女神に頼まれた任務だ、分かっている・・・・・!」

拳を握り締めて奥歯を食い縛るアルデバランを、サガとがまた羽交い絞めにして宥めすかす破目になった。

そんなてんやわんやの最中だと言うのに。




「・・・・・水が冷たすぎる。俺の腹を壊す気か?」

御主人様は容赦ない。


「もっ、申し訳ございませんでした、御主人様!只今取り替えて参ります!」

ミロから水のグラスを目の前に突き出されて、はともかく型通り謝ってからグラスを受け取ろうとした。


のだが。


「・・・・済まん、・・・・・!」
「え?」
「こ・・・・・、こんな冷たい水が飲めるかーー!!」
きゃっ!!

あろう事か、ミロはグラスの中身をの足元に向かってぶちまけた。


「・・・・・・・・」

足元の床を目掛けて撒かれた水が、跳ねての脛の辺りをほんの少しだけ濡らした。
確かに冷たいが、何という事はない。
その気さえあれば顔にでも引っ掛けられたというのに、ミロはちゃんと加減をしてくれたようだ。
水を掛ける瞬間、本当に済まなそうに詫びた声も、は聞き逃してはいなかった。


「お、落ち着け、・・・・・!大丈夫か?」
「だ・・・・、大丈夫。ちょっと冷たかっただけだから・・・・・」

が、うろたえながらハンカチを差し出してくれるサガを逆に宥めていると。





「あ、あの・・・・・、その、何だ・・・・。クッキーがしけっているではないか。もっとマシな物はないのか?」

今度は、カミュがアフロディーテに喧嘩を売り始めた。
しかし、カミュの渋々な感じの口調から察するに、これも明らかに不本意だと分かる。


「・・・・・・サービス品に文句をつけるのはやめて頂こう。女性に水を引っ掛けるような客には、しけったクッキーですら勿体無い。」

が、生憎と、アフロディーテは只今不機嫌真っ最中であった。

に水を引っ掛けたのはカミュではないのだが、
引っ掛けた張本人であるミロとて済まなそうな顔をしてはいたのだが、
その辺はアフロディーテも理解していたのであるが!

・・・・彼は、チーム・御主人様全体に対する憤りを抑えきれなかったのである。


アフロ、抑えて!私なら平気だから!ここで怒っちゃシミュレーションが・・・」

それを何とか抑えさせるべく、はアフロディーテの腕に縋り付こうとした。


私はそこの蟹の顔が気に入りません。誰に向かってガンを飛ばしているのですか、貴方は。」

その正に同じ瞬間、間髪入れずに、ムウがデスマスクに因縁をつけ始めてしまったのである。


「メイドならもっと従順な態度を取りなさい。そのふてぶてしい目を潰されたくなかったら、今すぐ私に謝るのです。」
「・・・・・ん〜だとぉ〜ムウぅぅ〜、上等じゃねぇか・・・・・・
デス、駄目よ!
やめろ、デスマスク!気持ちは分かるが、ここは大人しく謝っておけ・・・」

シャカが怒り、アルデバランが立腹し、アフロディーテが憤り、デスマスクがムカついてしまっては、何とかこの場を治めようにも困難を極める。
何しろ、抑え役はサガとのたった二人しか居ないのだ。
いや、怒れる黄金聖闘士を止められるのは、同じ黄金聖闘士であるサガだけだから、実質はサガ一人というところか。


なのに。


謝って済んだら警察はいらん!
熱づっっっ・・・・・!!!

遂にその最後の砦・サガまでもが、御主人様の標的にされてしまった。


きゃあっ!サガ!?!?

カノンにぶちまけられた熱いコーヒーが、サガの額や頬を流れ、雫となって顎からポタポタと床に落ちていく。
足元に冷たい水を撒かれただけのとは違い、顔面に熱々のコーヒーをぶっかけられたサガのダメージは如何ばかりか。
は血の気が引く思いで、慌ててサガに駆け寄ろうとした。



しかし。



「・・・・・お〜の〜れ〜カ〜ノ〜ン〜・・・・・

心配は無用だった。
コーヒーを被った位では、黄金聖闘士は死なないし、大怪我もしない。
心配しないといけない点はむしろ。


砕く!!!
サガ!?やめてーっ!!

マジギレしたサガをどうやって止めるか、という点だった。
残念ながら、ではどうする事も出来ない。
事実サガは、止めに入ったを後ろに押しのけて、カノンに飛び掛って行ってしまった。
そして、それを皮切りに、何人かの黄金聖闘士達もそれぞれに取っ組み合いを始め、たちまち事態はもうどうにもこうにも手のつけられない状態になってしまった。


「ああどうしよう、誰か、皆を止め・・・」
。」
「あっ、童虎!?どうしよう、皆キレてる・・・・!」

そんな中、一人落ち着き払った声でを呼んだ童虎は、心配そうなの肩をポンポンと叩くと、この場にそぐわない程のおっとりとした笑顔で言った。


「三十六計逃げるにしかず。女神には申し訳ないが、この場は放って逃げるぞい。でないと巻き添えを食うぞ。」
「そうだけど、でも・・・・」
「良い良い、気にするな。どうせ死にはせん。全く、相変わらずどうしようもない連中じゃのう。ホッホ。」

そんな呑気な、と思わないではないが、童虎の言う通り、このままでは巻き添えを食ってしまう。
人間、誰だって命は惜しい。
は大人しく童虎に連れられて、この場を緊急脱出する事にした。



「・・・・・・で、私達、元々何しようとしてたんだっけ?
さぁて、何じゃったかいのう。ホッホ。」



目的を見事に見失った一同が、沙織への報告に頭を悩ませるのは、また後日のお話。




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後書き

見失ってるのは私ですがな(笑)。
ホント済みません、毎度馬鹿馬鹿しいお話で。
来年はもっと素晴らしい作品を・・・・・、書ける訳ないか(笑)。