一旦唇を離して、ベッドにもつれ込んだ。
の唇に触れるだけのキスをして、そのまま首筋に唇を這わせる。
「ハ、・・・ンン・・・」
が甘い吐息を漏らす。間柴はの首筋や耳、鎖骨に舌を這わせていく。
「ヤッ!ン・・・」
鎖骨を強く吸われ、がビクッと身体を震わせる。
カーディガンの小さなボタンをもどかしそうに外し脱がそうとすると、が自分で腕を抜いた。
下に着ていたセーターを性急にたくし上げて脱がせ、自分も上半身の衣類を全て脱ぎ去る。
一瞬我に返ったが、恥ずかしそうに『電気を消して』とせがみ、部屋の明かりを消した。
間柴が再びに覆いかぶさる。
薄いキャミソールの下に手を差し入れ、なかなかにボリュームのある胸を弄ると、の息が再び荒くなってきた。
そのままキャミソールとブラジャーを外し、の半裸を見下ろした。
が恥ずかしそうに顔を背ける。その仕草にさらに熱が昂るのを感じた。
間柴の大きな手で胸を掴まれ強く揉みしだかれる。
「ハ・・・ああっン・・・!」
同時に反対側の胸の頂を舌で転がされ、の嬌声が一段と大きくなる。
それに気を良くし、更に執拗にの胸を愛撫していると、の身体が次第に熱を帯びてきた。
「あンッ!んぅ・・・・はあぁっ・・・・!」
の腰が細かく震え始めた。それが合図だったかのように、間柴は長いスカートを太腿までたくし上げ、
内股を弄った。
の身体が震える。早くちゃんと触って欲しいのに、間柴はまるで焦らすように肝心の部分に触れない。
もどかしさのあまり、腰が揺れる。
間柴はその反応を口の端を吊り上げて満足そうに一瞥した後、下着の上から秘所を撫でた。
「アンッ!!」
待ち望んでいた刺激を与えられ、過敏に反応する。
下着越しにも分かるほど、の其処は蜜に塗れていた。
下着の脇から間柴の長い指が入り込み、入口を浅く抉られて、の身体が跳ねる。
「あっ!」
の腰が更に震える。
スカートと下着を脱がされて全裸になったの片足を立て、露になった秘所を更に弄る。
「んああっっ!!」
膨らんだ突起を押しつぶすと、は大きく身体を仰け反らせた。
そこを擦り上げながら、既に蜜で溢れかえっているナカに指を一本滑り込ませる。
の内壁が指を締め上げる。ゆっくりとかき回すとは細い声を上げてよがる。
更にもう一本指を増やし、奥を突くように激しく出し入れする。
「アアッ・・・ふぁ、あンっ!あああン!!」
一際大きい嬌声を上げ、が絶頂へ達した。
内壁が痙攣している。指を引き抜くと、透明な蜜が糸を引いた。
間柴ももう限界だった。痛いほど張り詰めた己が主張している。
残った衣類を全て脱ぐと、猛りきった自身をのナカへ埋めていく。
「んあ・・・・あぁ、はッ、ア、アアアァ・・・・!」
身体を割って入ってくる衝撃に、は蕩けるような声を上げる。
強い快感との声が、間柴の理性を完全に吹き飛ばす。
半分ほど入ったところで、残りを一気に突き入れた。
「アァン!!」
最奥を勢いよく突かれ、下腹が疼く。
根元まで入ったところで、間柴はに口付ける。
舌を絡ませると、もそれに応えてくる。荒々しく口内を犯し唇を離すと、の腰を掴んで律動を始める。
ゆっくりと奥まで抉るように貫くと、固く閉じたの瞳から涙が滲み出る。
愛らしい唇からは、甘い鳴き声が途切れることなく漏らされる。
「ンアァ・・ヒッ、アンッ!あ・・・間、柴・・さ・・・、も、私・・・」
がうわ言のように限界を知らせてくる。
逃げようとするの腰を強く引き寄せ、激しく最奥を打ち付ける。
「やッ・・・ああああァン!!キツ・・・ふあァァ!!!」
脳天を突き抜けるような激しさに、悲鳴のような声を上げてよがり狂う。
「あっ・・・も、ダメぇぇ・・・・!ア、ああああああーーーー!!」
絶叫と共に、の身体が何度も痙攣する。自身を強く締め上げられ、眉間に皺を寄せる。
絶頂を迎えた後も変わらぬ激しさで最奥を叩かれ、は声にならない悲鳴を上げる。
涙を流し、シーツを強く握り締め、強すぎる快感にひたすら耐える。
「は・・・、もぉ、おかしくなっちゃ・・・・、アァァァッン!!!」
「・・・クッ!」
間柴は、低い呻きと共に自身をから引き抜き、白い腹の上に己の欲望を吐き出した。
「あァ・・・ン・・・・」
引き抜かれた衝撃で再び小さな絶頂を味わい、ビクンと震える。
そのままはゆるゆると意識を手放した・・・・。
長い髪がベッドに散らばっている。
ぐっすりと眠りこけているを、湯で絞ったタオルでそっと拭いてやる。
涙の滲んだ目尻に軽く唇を押し当て、横に寝転んだ。
・・・とうとう一線を越えちまった。
の全てを貪るように抱いてしまった。激情に身を任せて。
小さな寝息を立てて眠るを、愛しそうに見つめる。
女なんて荷物になるだけだ。
そう思っていたのに。
気がつけば、もう引き返せないほどに恋焦がれている。
「もう遅ぇんだ、もう忘れられねぇ・・・」
間柴はの寝顔を見つめながら、低く呟いた。
「・・・何がですか?」
寝ているとばかり思っていたが、突然口を開いた。
「・・・いつから起きてやがった」
「・・・たった今。」
目を開けて笑いかけてくるにさっきの台詞を聞かれたと思うと、気恥ずかしさでいっぱいになった。
「ねぇ、何が忘れられないんですか?」
「・・・なんでもねぇ。」
「教えて下さいよ。」
ダメ?と上目遣いでねだるに、再び欲が疼き出す。
「・・・好きです」
「アァ?」
「間柴さんが、好きです。多分初めて会った時から。」
「・・・・ヘッ」
愛を打ち明けられ、照れ隠しに鼻を鳴らす。
「間柴さんは、私のこと好きですか?」
「・・・嫌いな女を抱く趣味はねぇ・・・」
どうしても素直に言えない自分に正直嫌気がさす。
好きで好きでたまらないのに。
きっと、が自分を想うよりずっと強く。
「ふふっ、じゃあ私嫌われてはないんですね?」
からかうように笑って抱きついてくるを再び組み敷いて、唇を貪る。
再び蕩け始めたに、口の端を吊り上げて笑いかける。
「・・・嫌いじゃねぇから抱けるんだよ。こんな風にな・・・」
二人の夜は、まだ始まったばかり・・・・。