おはなしtop  春のおはなし  かがくの本  

いたちのこもりうた

松谷みよ子
石倉欣二
ポプラ社
ねんねんこんこんねねこんこやあ やえざくらの木の下でいつもその女の子は唄っていた。その木の根元に住んでいたいたちは、その唄を覚えていて、女の子がいなくなってしまってからも、この唄を唄うのだった。女の子を亡くし、悲しみにくれていたお母さんが、どこからか聞こえてくるこのいたちの子守唄を聞いて慰められる。
10ぴきのかえる

間所ひさこ
仲川道子
PHP
コンクリートの四角い池にいた10ぴきのおたまじゃくしが、自分たちが生まれたひょうたんぬまに帰ります。帰る途中にざりがにが出てきてさあ大変。
おなべおなべにえたかな

こいでやすこ
こどものとも 福音館書店
おなべの番を頼まれたきつねのきっこと、 いたちのちいとにいは、煮えたかどうだか 食べているうちに、おなべの中は空っぽに なっちゃった。お鍋から黒い煙がじゅーじ ゅー「早くお水を入れてくれー」と叫ぶお 鍋の言う通り、お水やお豆、仕上げにたん ぽぽ入れて蓋をして、「おなべおなべにえ たかな」と歌ってると、おおばあちゃんも びっくりの、ステキな春のスープができま した。
5分。幼
そらいろのたね

中川李枝子・文
大村百合子・絵
福音館書店
ゆうじはきつねにもらった「そらいろのたね」を庭にうめる。するとあくる日 空色の家が生えて来た。毎日水をあげて世 話していると、家はどんどん大きくなって いき、ゆうじや、ゆうじの友達みんなの家 になりました。ところがきつねがやってき て、これはぼくのだ、返してとみんなを追 い出して鍵をかけてしまいました。すると 空色の家は急にどんどん膨らんでついに破裂してしまいました。
7分。幼〜
くすのきとあおばずく

甲斐信枝
こどものとも450号
福音館書店
あるお寺の境内に、年取った1本の楠が立っていた。楠は今では鳥たちの笑いものに なるばかりだった。そんな楠のもとに、あ る日渡り鳥がやってきて、巣をかけた。そ して卵を生み育て、雛たちは楠の枝で飛ぶ 練習をした。楠は幸せだった。ところが鳥 達は、冬が近づくと、楠を残し、南の国へ 飛び去ってしまう。楠はまた一人ぼっち。 ところが春になって、あの鳥達が戻ってき た。また卵を生み育てる為に。
8分。幼〜
まほうのえのぐ

林明子
こどものとも
福音館書店
よしみのお兄ちゃんは、絵の具箱とスケッチブックを持っていました。その絵の具箱をよしみは借りて、森の中で絵を書き始めました。すると森の動物たちがやってきて、一緒に絵を書き始めました。よしみが森の動物たちと一緒に書いた絵を見て、おにいちゃんはびっくり!
7分。幼〜小低
おおきくなるっていうことは

中川ひろたか・文
村上康成・絵
童心社
大きくきくなるっていうことは、洋服が小 さくなるっていうこと、新しい歯がはえて くるってこと、あんまり泣かないってと、それから‥と、先生が説明していく。入園、進級、おめでとうの絵本。
4分。幼〜小低
クレリア
 えだのうえでおきたできごと

マイケル・グレイニエツ
セーラー出版
それはある春の夕方のこと、クレリアが、 自分にぴったりあった木の枝の上で寝よう とすると、そこへ森の虫たちがやってきて ‥。幼〜
ふしぎなたけのこ

松野正子・作
瀬川康男・絵
こどものとも傑作集
福音館書店
山の奥の奥の村のはなし。自分の誕生日にたろは裏の竹やぶにたけのこを掘りに行った。たけのこはみんなの大ごちそうだ。たろがたけのこを掘っているとすぐそばのたけのこがぐんぐんぐんぐん伸び始めた。そのたけのこに飛びついたたろをのせて、たけのこはぐんぐんのびた。父さんや母さん、村の人たちがやってきて、たろを助けるためにそのたけのこを切った。倒れたたけのこを伝っていくと海へ出た。村の人たちは海のものをたくさん持って村に帰った。たろのたんじょうびはたけのこもさかなもこんぶもある大ごちそうになった。12分。幼〜