A83.危機的出血のガイドラインについて

危機的出血のガイドラインの適合血の選択一覧表の件ですが、
これはあくまで、「危機的出血」のガイドラインであり、
「緊急時の輸血」とは全く異なるものかと思います。

例えば、A型患者に同型A型RCCとFFPを輸血していたが在庫がなくなってしまった。
血液センターから血液が届くまで待っていられない状況で、
FFPをどうしても輸血しないといけない、AB型のFFPも在庫がない。
そうなった時にはB型FFPもやむを得ないと解釈するのではないかと思います。

実際には、ここまで切迫した状態になることはないかもしれませんが、
(そうなる前に血液センターから血液製剤が届くと思いますが、)
今後、血液センターの集約化や、災害発生時などには、
このマニュアルがあれば、コマンダーが躊躇せずに異型適合輸血が選択できると考えればよいのではないでしょうか?

危機的出血のガイドライン
http://www.yuketsu.gr.jp/information/2007/kikitekiGL2.pdf