A68.

「輸血療法の実施に関する指針」によれば、患者血液とパイロット血液は、
少なくとも1から2週間4℃保存、可能であれば2から3ヶ月凍結保存しておくことが
望ましいとなっております。(セグメント血は冷蔵保存で良いと思います。)
セグメント血(パイロットチューブ)の保存意義は、
輸血後、溶血性副作用が起こった場合に、
不適合輸血が起こっていなかったかを確認するために
供血者血液型抗原を検査するのに役立ちます。
遅発性溶血性副作用は、輸血後、数日から数週間で発症することから、
セグメント血は最短でも1ヶ月間は保存されておかれた方が良いでしょう。