A53.

通常、輸血は他の薬剤との混注を避けるために単独ルートで実施されます。
(薬剤との混注は、薬剤の電解質濃度、浸透圧、カルシュウムなどの影響で、溶血したり凝集する可能性があるためです。)
しかし、すでにルートが確保されていて、薬剤に引き続き輸血をする時は、
ルートをフラッシュするために(薬剤とのコンタミを防ぐために)生食水を流します。
詳しくは、輸血・細胞治療学会ホームページ 輸血のQ&A Q7をご参照下さい。

また、以前使われていた、赤血球濃厚液(CRC)はヘマトクリットが高いため流れを良くするために生食を使われていた施設もあるようです。しかし、現在供給されている赤血球MAP血はヘマトクリットが約60%です。希釈して輸血する必要はありません。