遊撃釣行日誌
特に思い出に残った釣りの記録です。
見えべらメソッド
2024.04.18・19
今年も仕事の都合でGWが無いので、その前に日程を作り、遠征に行きました。
今回は古くからの釣友、与作さんと示し合わせて各自遠征し、状況の良い
ダムが見つかれば合流するという方式で出発しました。

私の方は一日目、状況の良いダムは見つからかったのですが、夜になり
与作さんからハタキに遭遇し、尺半上(472)も出たとの知らせが入り、
夜中3時間ほど掛けて現場に到着しました。

私にとって初めてとなるこのダム、相当な秘境の中にあり、急峻な崖に
囲まれています。昨日のポイントはその崖が崩れてかろうじて降りることが
出来るところにあるBWの浮きゴミで、大量のへらがハタイていました。
浮きゴミの上手にゴミ除けを組んでポイントを作り、打ち始めるとすぐに
困難さがはっきりと現れました。その状況は「ハタキ過ぎ・水流きつ過ぎ・
透明度高すぎ」の三点。ヘラは1000枚は居るが、これでは釣りになりません。
特に透明度はBW浮きゴミ上手では反転流が届かず、まさに清流(泣)
準備がまだの与作さんに相談して、30分も打たずに別の場所に移動する
ことしました。




次のポイントはBWではなく、浮きゴミの大量にたまった出っ張りの内側。
ハタキもおとなしく、降りやすさも容易なので決定。与作さんの上手に陣取り
ました。
見えベラも確認でき、ゴミ避けを設置、11尺で宙釣り開始です。




エサを打ってみますが、見えベラは最初はエサに見向きもしません。それなら
ばと、馴染み切りを開始、ウキが馴染む直前に切ると、効果的にエサが爆発
して散り、エサがそのタナに漂うのが見えます。

タナを深くするとウグイが当たります。そこで見えベラの一番下層の個体
(タナ一本)に合わせて寄せエサを打つことにし、見えベラ釣りの経験上効果
的な釣り方の、上のタナの落下粒子に反応して寄ってきたり留まったり回り
だすヘラが来るのを待ちました。

1時間も打つと、表層にヘラが回りだしたり、留まったりするのが確認できま
した。
そこからが試行錯誤の始まりで、へらの見えるタナでエサ打ちをして、タナを
変えずに、たまに下バリだけに粘りを付けたエサを付けしばらく待ったり、
たまにタナを20〜30p下げて、下バリだけに粘りを付けたエサを付け、しばら
く待ったりと試しましたが、全く食ってくれません。

そこで、更に下層にいるウグイの層の一番上にタナを下げて(約50センチ下。
僅かにエサが見えている)、下バリだけにマッシュにグルバラ少々のエサをやわ
ネバで付けてしばらく待ち、ウグイがつついてやわネバのエサが解けて、ヘラ
を寄せるというイメージで打っていると、次第にへらの糸ズレや触りが出始め
ました。
そしてついに消し込み!で、初ベラ415が来てくれました。嬉しいです。

エサに反応のある見えベラがいる間は、下バリだけにやわネバのエサを付けて
釣りをして、また、たまに両バリにやわネバなエサを付けると、割れたエサと
勘違いして食ってくることもあり、450,469と二枚の尺半上を含めて5枚の釣果
を得て一日目を終えました。





二日目は昼過ぎに強風で撤収を余儀なくされるまでに450と40上の釣果で、二日
間で尺半上3枚の好釣となりました。







与作さんも二日間で尺半上2枚(477,472)を上げられ、楽しく遠征を終えました。












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