遊撃釣行日誌
特に思い出に残った釣りの記録です。
見えベラの大釣り
2022.05.25.26
 今年の春のハタキべらの釣り、回数は相当行ったのですが、ハタキそのものに遭遇す
ることがほとんど無く、全然釣れませんでした。と、言うか、実はこの2年間、尺半上を釣っ
ていないという異常事態(笑)に陥ってました。理由としては、一昨年にそれまでの勤め先
を退職し、昨年就職をしたためにヘラ釣りにちゃんと向き合えなかったためだったと思い
ますが、ただのへたくそだったからでしょうね(笑)
40上も1年近く釣っていませんでしたし、今年の春は相当気合を入れて釣りに行きまし
たので結果にガッカリとしていました。
 ただ、その小さなボーズ貯金が積み重なって巨大に膨らみ、さらに利子を付けて返して
もらったような釣果が得られたので久しぶりの日誌になります(笑)

 春の空振りだったハタキの釣りを挽回すべく、3日間の予定で遠征としました。ただ、各
ダムの水位をチェックすると、最近の雨の少なさで軒並み減水のダムばかり。唯一微増
だったのが、昔、雑誌等で紹介されていて、友人が再挑戦で4月にいい目をしたという
ダムだけだったので、事前情報はほぼありませんでしたが、近くのダムと合わせて遠征
計画に入れました。

早朝、友人が入った川筋のポイントを見た後、橋の上からモジリを確認するともう一つの
川筋でモジリを発見。友人のポイント側に地元のへら師が入ったのが見えたので、私は
モジリのあった川筋へ。
何とか降りれそうな場所を見つけて、道作りスタート。少し人が入った感じはしましたが、
草刈と、あと太い木を何本か切ったので、ここ数年はへら師は入ってない感じでした。
急斜面をロープで降りると、案外足場は良い感じ。ダムの形状は右側になる上流のミオ
筋が手前岸に当たり、反対岸の岩盤に向かって進む感じに見えたので(後で写真で確認
すると予想通り)、ミオ筋直上にウキが立つように17尺としました。






トコ測りをすると水深2本だったので、まずはトコ釣りスタート。透明度が高いので、1本
ぐらいまでは白くエサが沈下していくのが見えます。40分ほどエサ打ちをしたところ、ウ
キの立つ沖に黒い影が見えます。
「ん、ヘラおるやん」すぐにタナを1本の宙に変更します。
観察すると、影は5.6枚のヘラ。そしてエサ打ちをすると水面に着水した時のエサの粒
子に反応しています。これまでの経験上、見えべらはめったにエサに反応せず、ウキの
近くには来ても、エサを無視する場合が多く、ウキも動かすこともないので、なかなか釣
ることは困難なのですが、今回はウキのすぐ近くにまで寄ってきて、ウキも激しく触りの
アタリを出します。
そして10分もしないうちにほぼ消込みアタリで遠征第一号の465が来ました。で、連続
ボーズ記録もついにお終い(笑)
その後も連続で455、440と爆釣モード突入。全部消込みで型も良くヤバすぎる状況。こん
な釣り、そうできるものではありません。
ただ、流石に魚も警戒心が生まれたのか、サワリはあっても食いアタリを出さなくなりまし
た。何とか460を釣りましたが、ポイントに日光が当たり出してすぐにヘラダマが消えてし
まいました。

 運転疲れもあるので、9時から昼間は仮眠と、様子を見に来た地元へら師との会話で
過ごし、夕方再スタート。
17時過ぎからまたヘラダマが見えだしました。
しかし警戒心が残っているのか食いアタリを出しません。タナを上げたり下げたりエサの
タッチを変えたり色々試すうちに、タナを少し落として待ちを掛けると出ました。494。
 下の方に大型がいると推測できるので、今度はさらに練り込んだエサを下バリだけに
付け、待ちを掛けると・・やられてしまいました・・・・2号のハリスを切っていきました。
あの引きはへらでした。多分かなりのサイズ。

翌朝再開も1本宙からスタート。ほどなくヘラの姿が見えだします。観察すると、やってく
るへらは右側の上流のヘチ近くのミオ筋直上を通って、ミオ筋ライン上にあるウキに寄っ
てきます。また、ウキの周りのヘラは、エサ打ち時に沈下するエサの粒子を食っており、
エサが馴染むタナの少し上に集まっています。タナを上げても魚も上がるので、エサより
上に魚がいます。
そしてウキの直下に集まり、水流でウキを動かします(ずっと触りのアタリ)。
そして、エサが最後に割れ落ちた時、その粒子を追って針よりも下の層にヘラが集まり
ます。
要するにヘラはエサ本体には触れず、水流でエサを溶かし、割れ落ちたエサの粒子を
追いかけるのです。
そして、見えませんが、割れ落ちたエサを下の大型のヘラが食うという図式になっている
ようです。

推測してパターンを構築。しばらく上の棚でエサ打ちをして、たまにタナを20〜30p下げ
て、下針だけに粘りを付けたエサを打ち、しばらく待つという釣り方にすることにしました。
結果、遠征最長寸となる496や486、450等も釣れ、正午に終了としました。
ここでの1日半の釣果は、11枚のうち尺半上が7枚という爆釣という結果になりました(笑)

釣果表  496 494 486 465 460 455 450 441 440 440 430

     
                  2日目 496


 
          1日目 494               2日目 486


 
         1日目 465                1日目 460


 
         1日目 455                2日目 450




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