yossyのRockな歴史
わたしゃあRockが大好きです。音楽は何でも好きなんですがやっぱしHardRock系が好きですねえ。まあ最初ギターを始めたのは兄貴の影響で、フォークギター(その頃はアコギなんちゅう呼び方はしていなかった。)でアリスや松山千春などをコピってました。小学校6年くらいでしたか最初にギターで弾けたのはアリスの「今はもう誰も」という曲でした。早く弾けるようになって兄貴を驚かそうと必死で練習をしていたあの頃。そんな前に突如現れたのがYMOでした。めちゃくちゃ衝撃を受け生活がYMO一色になりました(なんじゃそりゃ)。今聞くと好きなプログレに共通するような独特の「暗さ」があるようにも思います。そんなんでシンセ、ドラム、ベースも興味が湧き、作曲を始めたのもこの頃、中学時代ですね。多重録音もYMOのコピーをしながら覚えテープレコーダ2台と実家にあった「電動オルガン」で演奏してました。ものすごいヒスノイズでしたが完成するととても嬉しかったのを覚えています。
中学生の頃のyossy。YMOのコピー中らしい。
中学生の文化祭でのyossy(右)。横浜銀蠅コピーバンドで演奏中...。
エレキギターは中学1年生の時に先輩たちが文化祭でパープルなんかを演奏しているのを見て興奮し、急激に憧れを抱くようになりました。その時の初生エレキ(ディストーション付き)の印象は「小さくストロークしてるのに何故あんなに大きな音が出るのか?」でした。アコギしか知らなかった少年にはエレキの衝撃は大きかったのです。自分の初エレキは中学3年の文化祭で当時人気のあった「横浜銀蠅」のコピーバンド(おいおいって)をすることになり、友人の従兄弟から借りて(アリアプロIIのストラトモデル)弾いたのが記憶にある最初ですかね(激ヘタで今聞くと赤面モノ)。ちなみにこの文化祭ではYMOのコピーバンド(シンセ担当)、アリスのコピーバンド(ドラム担当)と3バンド掛け持ちしていました。

その数年後、始めて買ったギターはレコード屋に置いてあった9800円のストラトコピーでした。音楽好きの友人達とyossyは「ALFA」「ラ・ハープ・インバイシブル」などのバンドでテクノ系のオリジナルを自主製作していました。その頃80年代は「ジャパニーズヘヴィーメタルブーム」と言うのが盛り上がってまして、有名なところでは「ラウドネス」とか「アースシェイカー」とかがありました。その中で友人(シルフィードの藤田クン)に教えられ、yossyがハマってしまったのが神戸のバンドの「シェラザード」と「山水館」が合体して結成されたプログレッシブハードロックバンド「ノヴェラ」です。見た目は今で言うところのビジュアル系で、化粧して派手な中性的な衣装に身を包んで演奏し、クラシック的要素を含んだハードかつ繊細な曲調はまさにプログレッシブハードロックと呼ぶに相応しいものでした。ギターの平山照継師匠の作る楽曲はとてもすばらしいものがあり、yossyがテクニックよりも全体の構成にこだわりを持つようになったのはその影響です。そしてyossyはロック系のバンドとして「ティタニア」を立ち上げ奈良の「大仏フェスティバル」に2年連続して準決勝まで出場するなどしましたが、いかんせんティタニアはドラマーがいないリズムボックスを使ったロックバンド(逆に珍しいかも)。メンバーの折り合いも悪くなり出演直後に解散。そう言えばこの大仏フェスティバルで後に優勝しメジャーデビューしたPli:z(プリーズ・当時はザ・クライ)のギタリスト、ミッキーこと柳和秀クンは知り合いで、彼は今はELTEXASMOTOR(エルテキサスモーター)と言うバンドで頑張っているらしい。応援してまっせ柳クン!で話の続きです。yossyは音楽系専門学校に進み新たに「シルフィード」を立ち上げます。コンテストなどには出なかったものの、演奏力・曲づくりなどがパワーアップしバンドとしてまとまりを見せましたがメンバーの就職などととものに自然消滅。以後しばらく作曲活動などとは遠ざかっていたが、近年プログレとはまた違ったアプローチで作曲を開始。

左のカットはバンド時代のyossyです。短期間で解散してしまいましたが、オリジナル中心(モチロンyossy作)で活動してました。ライブではメイクをして(笑)ギターとシンセを担当してました。今聞くと昔の方が上手いので懐かしいやら情けないやら。

写真左上:奈良のライブハウス「ビバリーヒルズ」で演奏中のティタニア時代です。珍しいキーボードとギター演奏のカットです。

写真左下:大阪八尾の「シルキーホール」で演奏中のシルフィードです。使用ギターはYAMAHA製「SFX-III」yossyモデル。詳しくは「Guitars」にて。

そのまた数年後ジミーペイジモデルのWネックコピーを買ってから今迄聞いたことの無かった「LedZeppelin」にハマってしまったのです。遅いんですがね。いやーあのバンドはすごいっすねえ。楽曲の幅は広いし、けれど何を演奏してもZEPやし。まさに奇跡のバンドですね。4人ともみんな凄い!かっこ良すぎる!で、マネしてWネック持ったらギターのでかいこと。やっぱしジミーにゃなれねえや。って感じですが。でも今ではすっかりZepフリークになってしまいました。 
yossyなRock情報

シルフィード 再結成か?いや再結成と言うか、新生ですかね。まだプランも何もハッキリしてないんですけどね。藤田君と田島君と一緒にyossyの昔の曲をリメイクしてレコーディングしようかと話が出ています。アレンジも考え直してね。メンバーがこんだけしか決まってないんで、Guitar・Drums・Synthesizer・はワタシがせなあかんみたい。しかし、ブランクが長いうえに元々上手く無いと言う事実が重くのしかかる始末。しかし、新曲も作るつもりなんで期待して下さい。って聴けないっすよね。

先日古いシンセサイザーを購入しました。ワタシが中学生ん時に発売されていた「YAMAHA CS-10」というモノです。モノフォニックです。今はもうモノフォニックだのポリフォニックだのって言いませんけど、その当時は普及タイプがモノフォニックでポリフォニックは完全にプロ用(価格が)でした。余談ですがステレオって普通言ってますが本来は「ステレオフォニック」なんすよね。で、このシンセは状態がキレイで、ハードケースも付いていてラッキーでした。ツマミが沢山付いていて懐かしい思いと懐かしいサウンドで良い買い物でした。大きくて重いのが難点ですけどね。おまけに分解してみたら、カバーは金属製ですがシャーシと言うかフレーム部分が分厚い木製なんです。考えたらピアノやギターも木製だし、YAMAHAやしそんなもんか、と思いましたが、当時未来の楽器のようなイメージのシンセが開けたら木の板の上に基盤が張り付けてあるだけ、というのがギャップがあって驚きました。プログレにはシンセは欠かせない(独断)ので今度のレコーディングでも活躍するのではないかと思っています。(2001年記載)

 

yossyのジャパニーズプログレなモノローグ

久しぶりに古いカセットテープを整理してましたら、貴重な音源を発見しました。あの尊敬する「NOVELA」と大好きな「SOPHIA」のライブ音源です!NOVELAの音源は自分が録音したものでは無いですが、第一期の、個人的には一番油がのっていると思う時期の最高にかっこいい京都のサーカスサーカスでのライブです。3枚目のアルバム「パラダイスロスト」発売前後のライブらしくその後には決して演奏されることの無かった曲が沢山収録されており、聞いているうちに鳥肌が立つような興奮モノです。ヨシローのベースもかっこいいし、鋭次郎のキレの良いドラム、テルとモックのツインリードも最高!アンジーも声が出てるし、トシの音量が低いのが残念なくらいですねえ。CDに焼いて藤田君と二人で喜んで聞いています。もう一本第三期の神戸のバラードでのライブも発見、これはこれでかっこ良いですが、やはり第一期には負けますなあ。ギターもテルだけになってますから、古い曲では音の薄さ、ソロでの雑さが目立っているかも。

あと大阪の「SOPHIA」のテープも3本発見!3本とも大阪にあったキャンディーホールでのライブです。これは全て自分で録音したものですね。時期的にはメジャーデビュー前からデビュー直後で、オープニングが「ディファイアンス」で始まるものです。ただ1本は2部構成モノの1部のみで、古いナンバーで構成されて「ロマネスクシンドローム」で始まります。NOVELAチック、と言うよりはRUSHっぽいニュアンスのほうが大きいですね。演奏も3人ですし。デビュー前と後でアレンジャーのせいでダサくなってしまう悲しい過程がわかります。ま、アレンジャー選びが悪かったんですけどね。ケンのサイバーなサウンドのギターや作曲のメロディセンス、ホッカの少々荒いが手数の多いドラム、ルシアのメロディアスなベースライン、突き刺さるようなジギーのヴォーカルと、ジャパニーズプログレハード好きにはたまらない今となってはレアなものです。これもCDにして楽しんでいます。(2002年記載)

 

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