ダートコースは芝コースの内側に設けられてはいるが、高低差のつけ方は 芝コースとは異なり向正面および正面スタンド前の上り坂は緩やかになっている。その分、３〜４コーナーの平坦部の 距離が短く４コーナー途中からの下りが急になっている。すなわち、芝コースは上りが急で下りが緩やか、ダートコースは その逆で上りは緩やかで下りが急なコース設定となっている。
１０００ｍ戦は向正面２コーナー終わりからのスタート。幅員が狭く、フルゲートでも１２頭。１１５０ｍ戦の誕生でレース数が減り、現在わずかに行われている程度。 ３コーナーまでの距離は３３４ｍ｡ 短距離、小回りコースとあって、逃げ・先行馬が断然有利で差し馬は不利。逃げ馬の連対率は８割以上とあって３コーナーまでにハナを取りきれれば､そのまま押し切れる｡ 枠はスタートダッシュが決めれる中〜内枠のが有利のはずだが過去５年のデータでは以外にも中〜外枠が善戦。馬券狙いは逃げ・先行馬から。

このコース形状に類似する競馬場は左回り・内回りコースを含めると７競馬場あるが、何れもコースなりに１２００ｍ戦を 設定するとコーナー途中からのスタートなる。そのため基本的にはダート１２００ｍ戦の設定はないが、新潟、中山では芝コースを跨いで引き込みを設けそこから 直線スタートとすることでコース設定されている。この福島でも同じ様に芝コースを跨いで引き込みを設け直線スタートとなっているがこちらは 引き込みの距離不足のため１１５０ｍと中途半端な距離となっている。フルゲートは１６頭の設定ができるようになった。
２コーナー引き込み地点からのスタートで、芝コースを少し走ってからダートコースに入る。１０００ｍ戦と同様に、短距離で 小回りコースなので逃げ・先行馬有利は変わらず。スタートから３コーナー入り口までまでは高低差２ｍ弱の坂を上る。３コーナーはフラットは大きなカーブとあってスピードは落ちない。 ４コーナーは１ｍの下りで直線を向くとゴール手前までは緩やかな直線と成っている。外枠の方が芝コースを長く走るためか外枠が好走。馬券狙いは、中〜外枠の逃げ・先行馬狙いがよい。