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その5 学童の会長へ(その前に学童増設!)

 一年目はわけもわからないままに「町(市)連協」へ
 二年目は調査のため?に「PTA学級委員」へ
 そして、三年目にして「学童保育所の保護者会会長」となる。

 保護者会役員選出の日、1年目の反省を活かして(その2参照)
 私ではなく、嫁さんが出席することになった。
 しかし今度は嫁さんが説得され、私が会長に当選。

 なんでやねん?


 うちの学童は「児童の定員オーバ」という大きな問題を抱えていた。

 JR栗東駅周辺の大規模な開発による人口増加によって、児童の数が
 どんどん増え、学童保育所を必要とする家庭もどんどん増えてきた。

 私が学級委員をしていた時の学童保育所の役員さん達が、
 学童増設(受入れ人数の増加)について大きな活動をしてくれていた。
 役員さんがよく相談の電話をくれたので、私もできることは協力してきた。

 市役所の担当者と何度か打合せをし、学童増設ではなく、
 民間企業に学童保育所を委託する形(第二学童の併設)で話が進んだ。
 が、第二学童の併設が正式に決まらないまま、
 定員をはるかに上回る希望者を受け入れ、綱渡りの交渉が続いた。

 そして、ついに念願の第二学童保育所開所へ!

−− 学童増設までの経緯(その1) −−

 H12年 秋
  町連協へ増設要望を出すが、「まだ一つの学童も公設されていない
  ところがあるので、すでに公設されている学童の増設要望は優先度
  を下げざるを得ない」との回答
  「ただ、独自で活動を展開するならば支援する」とのフォロー
 H13年 冬
  H13年4月の入所希望者が定員ギリギリのため、
  上級児童の自主的な退所で乗り切る
 H13年 6月
  学区の区長へ相談。町議会へ要望するよう助言を受ける。
  区長会でも議題に上げてもらえることへ
 H13年 7月
  栗東町長宛「施設増築についての要望」を提出
  地域の議会議員へ協力要請
  小学校長へ事情説明・協力要請
  栗東町教育委員会へ挨拶
 H13年 8月
  栗東町議会議長宛に同要望書提出
 H13年 9月
  栗東町長より「増築の必要性は十分理解しており、町内学童保育
  所全体の整備計画に併せて年次的に鋭意整備してゆく」との回答
 H13年 10月
  栗東市長(10月から栗東市へ!)交渉にて
  「十分認識しており対応予定」との回答
  駅前(商用地)の施設を市が借り上げ、そこも使って保育する方向
  で検討している。との方向性が出された。(増設の可能性はゼロ)
 H13年 12月
  進捗を聞くと、市の借り上げ交渉が成立しなかったとの返事
 H14年 1月
  市役所の担当課を保護者会へ呼び、生の声で要望
 H14年 2月
  再度、市役所の担当課を保護者会へ呼び、生の声で要望
  増設に対して反対があることや民間企業へ事業を委託する可能性
  もあることを聞く(それが私の住むマンションの一階だと聞きびっくり)
  栗東市市長及び栗東市議会議長あて、学童保育所「たけのこクラブ」
  に安全な空間を求める請願書と1200名の署名を提出
 H14年 3月
  民間企業(ピジョン株式会社)と初めての会合
   →この時点では、まだ事業として取り組むことは未定
    →その後、子育て支援事業の一環で取り組むことが決定
  保護者会にて説明し、児童の振り分けについて議論
  (市の委託事業には変わりないが、保護者会運営と民間企業運営の
   運営形態の差は大きい)
  市議会の視察があることを知り待機「今回の民間企業参入は非常に
  ありがたい話であるが、学校/運動場から遠い場所での保育に不安
  がある。また、学童保育を必要とする児童の数は今後益々増え、2つ
  の学童でもつのは一年限り。抜本的な対応が必要である」と力説(?)
   →文教福祉常任委員会で審議され当局に対して厳しい意見
  新一年の親を含めて、2学童制の説明会及び振り分けへの協力依頼
  (運営方針・サービスなどの違いがあるので、振り分けは強制せず、
   希望者を募ったうえで人数の過不足については”話し合い”とした)
  方針を市連協へ報告し承認をもらう
  新しい学童のサービスなどの打合せ(現有の学童のような保護者運営
  ではなく保育園に預けるような感覚だが、なるべく行事は合同で行なう)
 H14年 4月
  新しい学童は間に合わないので、定員オーバのまま暫定運営
  ※今日から会長のはずなのに、もうすでに一年分くらい働いた感じ。。。
  新しい学童の入るマンション(私の住むマンションですが)の地区委員と
  自治会に説明&協力依頼
  新しい学童との振り分け説明会(2)を実施し、移行児童確定
  4月22日 ピジョンランドの学童保育事業が開業 (パチパチパチ♪
  保育の様子を心配して見に行くが、「うちの子だけ、こんなに綺麗な学童
  に入れてもらって本当に良いんでしょうか?英会話のサービスもある
  みたいなので、早速申し込んで来まぁ〜す♪」とのこと。
  問題あれば解決しにゆくつもりだったのに拍子抜け。でもこれで安心。

  京都新聞 2002年4月18日 掲載
   『一部を民間委託へ 栗東の学童保育所 県内初、児童急増で手狭に』

  朝日新聞 2002年5月24日 掲載
   「くらし」 本社学童保育調査から (上)
   『「待機」増え 進む大規模化 民間に委託する例も』