がん対策基本法が2007年に施行されましたが、標準治療から外れた方が治療法もなく、 新「がん難民」として、さまよわれているのが実態です。 かくりん健身練では、気功療法により、こうした方々と一緒に「病の改善」に取り組んで いこうと考えております。 以下は、神戸新聞(2009年4月27日発行)に掲載された記事です。 |
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どの地域でも均一な治療を目指すがん対策基本法が2007年に施行されて地域格差解消が進んだ。 しかし、標準治療を画一化するあまり、それから外れた患者が急増し、新「がん難民」としてさま ようようになった。 東京・築地の国立がんセンター病院で三月「がん標準治療『後』を考える」と題する講演会が開かれ、 現在の治療が公然と批判された。 「今の『標準』という名の均一な治療が最適なのか。がんにも個性があり、患者もさまざま。患者に 生きる可能性、希望を与えるのが大切だ」 「『がんにかかったらどうするか』と聞いたら『最後まで闘う』と答えたのは患者の81%いたのに、 医師では19%にすぎなかった。がん患者の気持ち酌む必要がある」 「患者は国立がんセンターに標準治療を求めてやってくるのではない。国立がんセンターでしかでき ないような、抜きんでた治療を望んでいる」 反省を求める声が外部の専門医から相次いだ。 |
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<WHO指針> がん治療の基本指針を世界保健機関(WHO)が 図示している。 がん治療の初期から患者の痛みを抑える緩和ケア に取り組むとともに、強度を弱めながらも最後まで 治療をやめないよう提唱している。 しかし、日本の治療は標準治療で効かなければ、 早い段階で緩和ケアしかないのが実態だ。 ある四十代男性の話。食道がんが見つかったが、 肺に転移していたため、手術ができず、抗がん剤 の標準治療も効果がなく、医師は「もう治療法は ない」と宣告した。元気な男性はあきらめきれず 別の治療を探している。 ![]() |
![]() ※ 多くの患者は、別の治療を希望している。 がんと闘わないわけではない (高橋豊 千葉大学教授による) |