<ジョージタウンのきゃぶは、ぶっとびだけどいい人>

旅先ではめったにタクシーは使わないのですが、ニューヨークではよく乗りました。
特に初めてニューヨークに行ったときには危ないとか、日本に比べてすごく安いとか、通りに出て片手を挙げて「TAXI!」ととめてみたいとか(?)そんなこんなで。
 そんな“初めてニューヨーク”の後、立ち寄ったワシントンのジョージタウンでは地下鉄が、便利で安全なのでもっぱら利用して移動していたのですが、そのときは降りる駅を間違えてしまい、今思えばジョージタウン大学の近くに出てしまって(スミソニアンへ行こうとしていたと思う。)仕方なくそこからタクシーで行こうということになり、アメリカではめずらしい流しのタクシーを止めたのです、同行者Sが。とめた瞬間にわたしが彼女に「先に値段聞いてね」と言ったもんだから彼女はタクシーの後部ドアを開けて(アメリカではタクシーは自動ドアではなく自分で開け閉めするのです。)片足をタクシーに掛けた状態で「はう まっち つー すみそにあん?ん?」といきなり聞いたもんだから、タクシードライバーはびっくりして「5ダラー」とちょっとびびったようすで即答してしまったようです。友人は「5ドル、いい?」とこっち向いて聞く、(片足は依然としてタクシーに掛かっている。)「そんなもんかな」とうなづいてどっこいしょと乗り込み、前を向くと今度はこっちがびっくりする番。
 タクシードライバー自身は頭にバンダナ、長髪、袖をちぎったシャツにジーンズ・・・・そしてタクシー内部は彼のポリシーにおいて、ことごとく飾り立てられ、ヒッピー風?いやぁ今でもなんだかよく分からない感じでしたが、なんだかちょっと怖いなぁ、すごいなぁ、と思っておどおど乗っていたのです。彼は車内ではいたって無口で、目的地につくと、メーターは5ドルをオーバーしていたのに、私達の方を向いて、「5ダラー」と言い、それプラスチップを渡すと、受け取ってとっとと走り去って行ったのでした。
とてもいい人でした。
または、もしかしたら彼も私達(わけわかんない東洋人)のことが、とても怖かったのかもしれません。 え?

<旅の記録;かなり前(タクシー代5jTIP50k)同行者:S>

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