赤穂市長へ




訣別の辞
 2003年11月、私たち家族は、赤穂市を捨てる行動の第一歩を踏み出しました。住民票を移すことで、この度徴収される、精算負担金よりも多い所得税・住民税・その他たばこ税などが貴市の収入になることを拒否します。
 この町で多くの人々と知り合い、私の人生を豊かにしていただいた方々の多くから、引き止められましたが、行政に対する信頼がとぎれた今、私がとどまる理由がありません。貴方とは直接知り合う機会もありませんでしたが、良かったのか悪かったのか分かりません。初めは、会ってみたいなと思っていましたが、その気持ちもとぎれてしまいました。これからは、もっと小さなまちで、お互いの人生や生活を大切にし合いながら、慎ましく暮らしていこうと思います。そこなら、きっと私にも何か役立てる場所があることを願っています。腹を割った話し合いができるのではないかと思います。
さようなら
 





6月2日
平成15年6月2日


赤穂市長 ○ ○ ○ ○  様

                                                    赤穂市塩屋
                                                         ○ ○ ○ ○




塩屋地区土地区画整理事業に関するホームページ公開のお知らせとお願い


 ご存じかとも思いますが、私は30年本市にお世話になっており、よき友人、よき隣人に恵まれ、慎ましく幸せな生活を送って参りました。ところが今、既存住宅に対する清算金の発生に伴う本市都市整備部区画整理課との意見の食い違いが生じ、本市への思いも薄れつつあります。課の職員は、十分報告もしており、責任者であることから、貴殿もこの件の事情をよくご存じであると申しましたが、これまでの話し合いの経緯から見ると全てを信じるに足る信頼感を持てません。貴殿に恨み言を言うつもりではありません。抗議でもありません。知っていただきたいのです。ホームページにて私の思いを公開していますので、是非見ていただきたいのです。そしてできれば、意見を聞かせていただきたいのです。この赤穂の地での幸せな生活を守りたいのです。この地を恨みの地としたくないのです。
 一市民の思いをお酌み取りいただければ幸いです。


  ホームページ・アドレス

  http://www2.117.ne.jp/~ymmt-kz/


 本件の名目上当事者としての市長に、ただ知ってほしかった。この市に失望した一市民の思いを。何かを期待していたわけではない。
 当然のように、何の反応もない。それでかまわない。彼も、私と違う世界で生きている人間であることが分かった。決して一個人として出会うことはないだろうし、分かり合うこともないだろう。期待しなくてよかった。