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[開発の経緯] 二ヶ月見レンダー」への道

究極の書き込みカレンダー誕生のいきさつ

 に  か  げ  つ   み  れ  ん  だ  ー

職場での工夫

私は30年間の会社勤務の内のほとんどを企画関係のデスクワークをしてきました。
営業企画、商品企画、販売促進、店舗開発など、どれもこれも2ヶ月・3ヶ月はおろか半年・1年先を見据えて
構想・計画することを要求されるポジションでした。

デスクマットにはいつも手づくりのスケジュール表を挿んで過密な業務をこなしていました。(笑)

今、現存(!)している最古のスケジュール表は、昭和57(1982)年6月のものです。


昭和60年7月頃から、タイムスケジュール欄に翌月のスケジュール表を重ねて、セロテープで止め
   2か月管理の使い方を始めました。
   常に翌月のスケジュールを見ながら考えることの便利さに目覚めた頃でしょうか。


昭和61年1月からいよいよ最終的なスタイルの、1枚に2か月分のスケジュールを記入するようになりました。
   この段階でもコピーはいわゆる「湿式コピー」というやつで、当時“青焼き”といってました。


使い方を説明すると、1枚に1月と2月、3月と4月のスケジュール表をつくり、2月から3月の時に
  どちらも半分に折りこんでセロテープでつないでいました。


デスクマット用の書き込みカレンダーシートもありますが、ほとんど月間タイプなので予定を立てる時には
用を成しません。特に月末近くなってくれば翌月の暦が見られないことは致命的です。
私はこのように「二ヶ月連続で見ていく」手づくりのスケジュール表を作り、2004年までの22年間使い続けました。


既存カレンダーへの不満

自宅で使うカレンダーでも、私個人や家の予定を記入していましたので、翌月の予定が記入しにくいことに
少なからず不満をもっていました。

卓上カレンダーでも月末近くになればやっぱり翌月が見たくなるものです。


常に2か月または3か月見られるカレンダーもありましたが、毎月のように順序が上下左右に入れ替わるので
時間の流れに逆行することに違和感を感じていました。

予定を書き込むためのカレンダーでも、6週目の月末を5週目に重ねている物が多く、
スケジュールカレンダーとしては致命的な欠点だと思います。



10月の6週目をホワイトで消して、11月の頭に手書きして使っています。























 「物言い三昧」でも同様の問題提起を2001年からされています。
    
    「que sera sera」ブログ゙でも言及。ひとマスを縦に分割の珍しい例。 23 30 24 31と並んでいます。
    
    すのものの「いろいろ」ブログ(2003.11.24)でも、5週・6週重複の問題点を指摘しています。

    あの「ほぼ日手帳2006」も第6週のマス目を独立させて、重複の不便さを解消しています。     


二ヶ月カレンダー・手づくりの時代

1.もらい物のカレンダーを加工
「常に二ヶ月見たい」しかも「先の月が必ず上に来る」という条件に合うように、もらったカレンダーに手を加えて
活用していました。
写真と暦がほぼ半々のカレンダーを利用して、二ヶ月カレンダーを作ります。
写真が大きい場合はできますが、暦が大きい場合はできません。

写真と暦の境目をヤマオリして上にあげます。
   両端をクリップで留めれば出来上がり。たいへん簡単です。
   せっかくのきれいな写真を隠しますので、製作者には申し訳ないですがなかなか便利です。

2.パソコンで作成
既製のカレンダーの加工では「常に二ヶ月見れる」「先の月が必ず上に来る」まではできても、もうひとつの条件
「6週目の月末を5週目と重ねない」は実現できないので、自分で作ることにしました。

エクセルでA4サイズの12ヵ月分の暦を作成します。
   月順に並べて、裏を2箇所セロテープでつなぎます。
   蛇腹状に織り込んで、上下の中央にパンチ穴を開けて出来上がり。
   1月・2月を前に出して後の月は後に重ねてピンで吊り下げます。
   2月になれば、1月暦を後に折りこんで、3月暦を前に出してきます。
   これを繰り返せば、常に連続で2カ月見られます。また、3か月サイクルもできます。
   6週目になる5月の月末は6月暦に繰り下げています。

「二ヶ月見レンダー」開発の取り組み

実用に耐えるものを商品化しようと、いろいろなタイプの「二ヶ月見レンダー」を考案しました。
基本は“今月の暦を切り離して上の吊り下げ台紙に貼りつける”という構造です。
この《貼りつける》仕組みをいろいろ模索した結果が私の趣味のホームページに掲載しています。
(シンプルで経費も安く製造できますので、雑誌の付録やイベントの景品などへの利用が考えられます)

今までに無いカレンダーを作るので、いいネーミングにして商標登録を取っておくことにしました。
「二ヶ月トレンダー」「二ヶ月貼レンダー」…何でも良かったのですが「二ヶ月見レンダー」に決定。
平成16(2004)年6月18日に登録商標となりました。

 2004年12月4日、カレンダーをいじくりまわしていた時偶然にもいいアイデアが見つかったのです。
それは、カレンダーの最終ページを後にめくり上げて、吊り下げ台紙にするというものです。
吊り下げ台紙の端を折り曲げてホルダーを装着し、そのホルダーに切り取った暦を差し込めば完成です。

なによりなことは、従来のカレンダーの製造設備で作れるということです。
多くの発明において商品化のネックは製造コストがかかりすぎることです。
アイデアは良くても、材料費が高い、手間がかかる、設備投資が必要とくればなかなかGOできません。

早速、知的所有権の取得を考え、先ずは意匠登録の申請をしました。
私は今までも、特許庁への申請はすべて自分で出願書類を作成してきました。
意匠登録の出願は初めてでしたが、平成17(2005)年12月22日に登録されました。

商標登録証           意匠登録証


「書き込みカレンダー」についてのアンケート途中集計
カレンダーにメモやスケジュールを記入する人の意識をネットで調査しました。
若い女性のご意見が中心ですが、カレンダーに求められている機能がよく分かります。

集計結果(単純集計+グラフ)


Q1. カレンダーに予定を書いて使いますか。

(回答総数 40)
[カテゴリー] [件数] [%]
1. はい 32 80.0
[はい]
2. いいえ 7 17.5
[いいえ]
無回答 1 2.5
[無回答]
0%→ [0%][0〜50%][50%][50〜100%][100%] ←100%

Q2. 以下、ハイの人にお聞きします。月末近くになって、来月の予定が書きにくいと思いますか

(回答総数 40)
[カテゴリー] [件数] [%]
1. 思う 19 47.5
[思う]
2. 思わない 14 35.0
[思わない]
無回答 7 17.5
[無回答]
0%→ [0%][0〜50%][50%][50〜100%][100%] ←100%

Q3. 6週目の月末が5週目に重なっていることについて。

(回答総数 40)
[カテゴリー] [件数] [%]
1. 使いにくい 24 60.0
[使いにくい]
2. 気にしない 12 30.0
[気にしない]
無回答 4 10.0
[無回答]
0%→ [0%][0〜50%][50%][50〜100%][100%] ←100%

Q4. 筆記用具の収納機能については

(回答総数 40)
[カテゴリー] [件数] [%]
1. あるほうがよい 21 52.5
[あるほうがよい]
2. 要らない 15 37.5
[要らない]
無回答 4 10.0
[無回答]
0%→ [0%][0〜50%][50%][50〜100%][100%] ←100%

Q5. 曜日表記は

(回答総数 40)
[カテゴリー] [件数] [%]
1. 漢字がよい 11 27.5
[漢字がよい]
2. 英語がよい 6 15.0
[英語がよい]
3. どちらでもよい 19 47.5
[どちらでもよい]
無回答 4 10.0
[無回答]
0%→ [0%][0〜50%][50%][50〜100%][100%] ←100%

Q6. 罫線については

(回答総数 40)
[カテゴリー] [件数] [%]
1. あるほうがよい 25 62.5
[あるほうがよい]
2. 要らない 10 25.0
[要らない]
無回答 5 12.5
[無回答]
0%→ [0%][0〜50%][50%][50〜100%][100%] ←100%

Q7. 六曜については

(回答総数 40)
[カテゴリー] [件数] [%]
1. あるほうがよい 18 45.0
[あるほうがよい]
2. 要らない 15 37.5
[要らない]
無回答 7 17.5
[無回答]
0%→ [0%][0〜50%][50%][50〜100%][100%] ←100%

Q8. スタート時期は

(回答総数 40)
[カテゴリー] [件数] [%]
1. 1月からでよい 19 47.5
[1月からでよい]
2. 12月からがよい 12 30.0
[12月からがよい]
3. 11月からがよい 5 12.5
[11月からがよい]
無回答 4 10.0
[無回答]
0%→ [0%][0〜50%][50%][50〜100%][100%] ←100%

Q9. ところで予定を書き込むカレンダーの調達方法は? ありがとうございました。

(回答総数 40)
[カテゴリー] [件数] [%]
1. もらう 8 20.0
[もらう]
2. もらえなかったら買う 12 30.0
[もらえなかったら買う]
3. 買う 16 40.0
[買う]
無回答 4 10.0
[無回答]
0%→ [0%][0〜50%][50%][50〜100%][100%] ←100%

回答内訳

性 別

(回答総数 40)
[カテゴリー] [件数] [%]
1. 男性 12 30.0
[1. 男性]
2. 女性 26 65.0
[2. 女性]
無回答 2 5.0
[無回答]
0%→ [0%][0〜50%][50%][50〜100%][100%] ←100%
    
    

年 齢

(回答総数 40)
[カテゴリー] [件数] [%]
1. 10才未満 0 0.0
2. 10才以上 15才未満 2 5.0
[2. 10才以上 15才未満]
3. 15才以上 20才未満 9 22.5
[3. 15才以上 20才未満]
4. 20才以上 25才未満 10 25.0
[4. 20才以上 25才未満]
5. 25才以上 30才未満 6 15.0
[5. 25才以上 30才未満]
6. 30才以上 35才未満 6 15.0
[6. 30才以上 35才未満]
7. 35才以上 40才未満 0 0.0
8. 40才以上 45才未満 2 5.0
[8. 40才以上 45才未満]
9. 45才以上 50才未満 0 0.0
10. 50才以上 55才未満 0 0.0
11. 55才以上 60才未満 2 5.0
[11. 55才以上 60才未満]
12. 60才以上 65才未満 0 0.0
13. 65才以上 70才未満 0 0.0
14. 70才以上 75才未満 0 0.0
15. 75才以上 80才未満 0 0.0
16. 80才以上 1 2.5
[16. 80才以上]
無回答 2 5.0
[無回答]
0%→ [0%][0〜50%][50%][50〜100%][100%] ←100%
    
    

職 業

(回答総数 40)
[カテゴリー] [件数] [%]
1. 事務系会社員 3 7.5
[1. 事務系会社員]
2. 技術系会社員 3 7.5
[2. 技術系会社員]
3. 営業・販売系会社員 2 5.0
[3. 営業・販売系会社員]
4. 企画・調査系会社員 0 0.0
5. 経営・管理職 0 0.0
6. 公務員 0 0.0
7. 医療関連職 1 2.5
[7. 医療関連職]
8. 教育関連職 2 5.0
[8. 教育関連職]
9. 自営業 3 7.5
[9. 自営業]
10. 自由業 0 0.0
11. 学生・生徒 17 42.5
[11. 学生・生徒]
12. パート・アルバイト 3 7.5
[12. パート・アルバイト]
13. 専業主婦 2 5.0
[13. 専業主婦]
14. 無職 0 0.0
15. その他 2 5.0
[15. その他]
無回答 2 5.0
[無回答]
0%→ [0%][0〜50%][50%][50〜100%][100%] ←100%

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〒528-0052 滋賀県甲賀市水口町宇川655代表 山中修平
電話・FAX 0748-62-2889

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