〒520-3204 滋賀県栗東市小柿10丁目16−11 |
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◎ あれこれ ◎ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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粉薬,シロップ,錠剤・カプセルの違いは?
内服薬は,粉薬,シロップ,錠剤・カプセルの形で出されます。それらの違いは下の表のようなメリット,デメリットで考えることができます。 |
剤形 | メリット | デメリット |
散剤 | ・個々の患者さんに合わせた,きめ細かな量を設定できる ・薬の効き目が比較的早くでる ・飲み方のいろいろな工夫ができる |
・調剤に時間がかかるため,お薬の待ち時間が長くなる ・後味がよくないものがある ・人によっては粉がのどにひっかかり,飲みにくいことがある |
シロップ | ・子供用に味がつけてあり,飲みやすい ・個々の患者さんに合わせた,きめ細かな量を設定できる |
・長期保存ができない ・持ち運びが不便である |
錠剤 カプセル |
・成分そのものの味をかくし,飲みやすくできる ・微量の薬でも賦活剤によって飲みやすい量に調節できる ・薬が効き始めるまでの時間をある程度調節することができる ・携帯しやすい |
・子供用の製品が少ない ・子供や老人にとっては飲みづらいこともある ・年齢や体重,症状に応じた薬の量の調整をしにくい |
カプセルを飲むときは,少しうつむき加減のつもりで飲んで下さい。コップ一杯の水で。 錠剤と違って,カプセルは水に浮くので,上を向いて飲むと,水を飲み込んだあとにカプセルが入っていくことになります。そうすると,カプセルがのぞに引っかかったりしやすくなります。
チュアブル錠(かみ砕いてのむ錠剤)などを除き,錠剤を砕いてしまうと,臭いや味のマスキング効果,徐放性や腸溶性などが失われてしまうのでしないほうがよいでしょう。 「お薬が苦くて飲みづらい」,「錠剤が大きくて飲みづらい」などのお悩みは,薬剤師にご相談ください。
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OD錠って?
OD錠とは,唾液で崩壊し,水なしでも服用できる「口腔内崩壊錠(orally-disintegrating tablet)」のことです。 そもそも錠剤とは,有効成分または有効成分に賦形剤等を加えたものを圧縮形成などの方法により一定の形に製した固形の薬をいいます。持ち運びに便利で,一定量の有効成分を飲むことが簡単にできます。薬の成分に添加剤などを加えて,扱いやすいようにおおむね重量200〜500mg,直径8〜15mmほどにしてあります。また一般には,錠剤には識別のための番号や記号が入れられています。錠剤は着色することによって識別を容易にすることができますが,タール系色素の発癌性などが問題になったことから,近年は無着色の白い錠剤が多くなっています。 有効成分に加えられる添加剤には目的によって次のようなものがあります。
OD錠の他にも特殊錠といわれるものがあります。
しかし,OD錠は,嚥下力の弱っている人にはいいのですが,欠点もあると言われています。
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食前・食間・食後って?
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目薬の期限って?
目薬は開封すると汚染しやすくなります。容器の先がまつ毛やまぶたに触れないように使いましょう。 医療用点眼薬は防腐剤や保存剤が極力抑えられていますので,期限が決められていないものは,約1ヶ月程度の期限と考えられています。期限内であっても,浮遊物など異常が見られたら使用しないようにしてください。
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軟膏とクリームの違いって?
製品名が同じ場合,軟膏・クリームに含有されている,主要成分と濃度はほとんど同じです。
軟膏の特徴は,保湿性があり,皮膚軟化・痂皮(かさぶた)軟化作用に優れています。また肉芽形成作用があり,皮膚病巣部の肉の盛り上がりを促す作用があります。
クリーム剤の特徴は,主要成分(薬)の吸収がよく,軟膏ほどベタつかず使用感がよいことです。また,薬が皮膚へ浸透しやすいのが特徴です。慢性化して皮膚が厚くなった湿疹、硬くなった痒疹などに効果的です。
水虫の治療にクリーム剤が多く用いられるのは、角質への浸透が良いためです。 軟膏をクリームと混合すると皮膚に浸透しやすくなることから,混合外用薬の処方というのもよくあります。
一般的には, このように,塗り薬は,患部の状態で使い分けがされています。
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軟膏やクリームの塗り方は? ぬりぐすりには,軟膏,クリーム,液剤などがあります。症状とぬる場所によって使い分けます。
ぬるときには,
軟膏やクリームは,どの種類でも,たっぷりと塗る必要はありません。
添付文書で「適宜(てきぎ)」とか「数回」と書かれている場合, ・症状がひどいときには,1日3回(朝・昼・晩) ・症状が軽くなってきたら,1日2回(朝・晩) ・もっと良くなったら,1日1回(晩) ただし,処方された薬は,指示通りの回数を守って下さい。
(晩)は皮膚の新陳代謝が一番盛んなため,薬を効果的に作用させることができます。 塗ったあとは,傷口のある患部や医師からの指示がある以外は,包帯やガーゼなどをあてないほうが良いでしょう。包帯やガーゼをあてると,効果が強くなりすぎる薬もあります。
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切り傷,すり傷に
小さい切り傷やすり傷でも,何もせずに放っておくと,傷口からバイ菌が入って化膿することがあります。とくに,傷口に土・泥などがついた場合には,破傷風にならないように,まずきれいな水で洗い流すことが大切です。
消毒薬として一番,無難なのが,ヨウ素系消毒薬です。
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ステロイド外用薬の使い方は?
ステロイド外用薬にはさまざまな強さのものがあります。
●症状のある部位に,症状のある間だけ,症状に応じた強さのものを使用することが重要です。
そのためには,自分の使用しているステロイドの強さを知っていることが大切です。
●ステロイドの塗り方
なお、ステロイドの皮膚吸収によって副腎抑制や全身への影響が起こることは、ふつうの塗り方ではまずありません。しかし、デルモベートなどの"最も強いステロイド"を毎日10g以上や,"強いステロイド"を毎日20g以上塗り続ければムーンフェイス(満月のような顔)などが生じることもあります。
「アトピー性皮膚炎のステロイド外用薬の使い方」を参考にさせていただきました。 「アトピー治療のベストプラクティス」も参考になるかもしれません。
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虫さされの薬にご注意 ー ステロイド 虫さされ・かゆみ止めの薬には,かゆみ止めだけのタイプと,炎症を抑えるために副腎皮質ホルモン(コーチゾン)を配合しているタイプとがあります。副腎皮質ホルモンはいわゆるステロイドと呼ばれるものです。「デキサメタゾン」「プレドニゾロン」「ベタメタゾン」「ヒドロコルチゾン」などがあります
ステロイドは,皮膚の抵抗力を弱める作用がありますので,患部に傷口があったり,にきびなどの化膿,水虫・タムシのような感染症では,さらに,感染しやすくなって症状を悪化させることがあります。基本的にはキズの部分は避けて塗らなければなりません。
ステロイドを含む一般薬の使い方
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虫除けの薬にご注意 ー ディート 虫除けの副作用なんて気にする人は少ないかもしれませんが,皮膚炎や蕁麻疹(じんましん),吸引が原因と思われる神経障害を引き起こすこともあるようで,「ディート」という成分が入っている虫除けについては,乳児や子供に対しての使用が規制されています。
実は,ほとんどの市販の虫除けには「ディート」が入っています。
2005年に見直しが行われ,厚生労働省から,添付文書等の「使用上の注意」を次のように改訂するように指導が行なわれました。(ディートを含有する医薬品及び医薬部外品に関する安全対策について(厚生労働省))
虫除けの副作用なんて気にする人は少ないかもしれませんが,子供さんに使う前には,注意書きをよく読んでみてください。できれば小さなお子さんや肌の弱い人には使わないのが良いかもしれません。
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肩こり・筋肉痛に使う外用剤 肩こり・筋肉痛に使う外用剤には,湿布(貼付剤といい,パップ剤やテープ剤があります)・軟膏・クリーム・液剤・スプレーなどがあります。
湿布
液剤
スプレー剤
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