酒蔵見学

 毎朝、7時から6チャンネルで「おはよう朝日」を見ているのですが。そこでは関西のプレイスポットや見どころを紹介し
ています。ある日、大阪泉州にある北庄司酒造さんが紹介されていました。番組を見ながら学生達と見学できたらいい
だろうな〜と思っていたら最後に無料で酒蔵の中を見学できると紹介されていたので、早速、電話番号をひかえて電話
してみました。すると見学にしてもいいということで、日本語科の主任にも話してOKをもらい、行くことになりました。マイ
クロバスに揺られること1時間。関西空港のすぐ近くで到着すると、店の方が出迎えてくれました。早速、酒蔵の中へ案
内されると日本酒のいい香りがしてきました。

仕込み蔵です。この大きなタンクで吟醸酒が造られます。

見学は二つのグループに分かれ、一つのグループは先に酒蔵の中を案内してもらい、もう一つのグループは日本酒が
できる工程のビデオを拝見しました。

北庄司酒造の峰次長さんが親切に案内してくださいました。

ここの2階は昔からある蔵を改装して大きなホールになっています。そして各テーブルはお酒を造る樽の底板を利用し
て作られています。ホールには今は使われていない昔の酒造りに使われた道具などが展示してあり、ピアノも置いてあ
って、コンサートにも利用されているそうです。蔵しっくホールというそうです。なるほど!


洗米の説明を聞いている学生達

ここではお酒を造る過程を順番に案内してくださり、また分かりやすく面白く説明してくださいました。事前に聞き取るの
に必要と思われるキーワードを教えておいたので少しはわかったかな?酒造りといえば日本人でも知らないような言葉
も出てくるでしょうから、ちょっと心配でしたが、機械を前に説明をしてくださるので、みんな日本酒がどのように造られる
のか少しは理解できたことと思います。


お酒になる米の説明

私も知りませんでしたが、お酒になる米は普通の食べる米とは違うそうです。食べる米のように精米するのではなく、も
っと小さく丸く精米するのだそうです。またその米は普通の稲よりも背が高く、作るのが難しいそうです。その米をきれ
いに精米して機械ではなく手作りでお酒を造るのですからおいしいに決まっています。このあと、待っていた試飲があり
ました。みんなから歓声があがり、美味しいお酒に舌鼓を打っていました。またお酒で作ったゼリーもごちそうになり、
みんな大満足でした。

 見学に行って本当によかったです。私達、日本人でもこのような酒蔵を見学する機会というのはあまりないと思いま
す。学生達も喜んでいました。また説明も分かりやすく、たまには冗談も交え、楽しくお話くださったので、助かりました。
帰りにはお酒を買って帰る学生もおりました。午後の授業に代えて見学に行ったのですが、説明を聞いたり、店の方と
話したりで、いい勉強になりました。
受け入れてくださった北庄司酒造店の皆様、本当にありがとうございました。

尚、一般の方でも見学はできるそうですから下記に連絡先を御紹介させていただきます。

有限会社 北庄司酒造店

 〒598 大阪府泉佐野市日根野3173  電話0724-68-0850 FAX 0724-67-2455

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