プロジェクトワーク     プレゼンテーションをやろう!
目的
プレゼンテーションを行うことで、発表力を養うとともに、
質疑応答で会話力を身につける。
学習者のレベル
「みんなの日本語」修了レベル 470時間程度
導入
日本人から自分の国のことでよく質問されたことはない
か?
 例) カースト制度 台湾の様子 バリ島 犬なべ 軍隊 
趣味、、、その他
何度も質問されてうまく説明できたか?
 パワーポイントを使って、効果的に説明し、発表すること
を伝える
教材・教具
 導入用プリント パソコン プロジェクター
スクリーン
使用ソフト(Power Point )
Internet Explorer
時間
導入から発表まで合わせて 50分授業10コマ
手順
 1.テーマを決める
 2.自分がよく聞かれる質問。ない人は他のテーマを。
 3.おおまかなラフスケッチを作る(プリント配布)
 4.各テーマの次の見出しを作っていき、
  素材を集める
   (手持ちの資料、写真、インターネットから)
 5.Power Pointで編集と説明用のノート作り
 6.コンピュータールームへ移動し、作成
 7.発表練習
 8.コンピューターを操作しながら、時間を計る
 9.本番の発表
 10.みんなの前で発表
 11.質疑応答
 12.発表者の内容に関して、質問。
↑発表中の様子

↑学生が編集中の画面
パソコンで編集する前にラフスケッチを作らせた→
個別にアドバイスしながら学習者と一緒にデザインを考える→
熱心に編集作業を進める学生。インターネットも同時に利用し、情報を集めながら、聴取者に分かりやすい画面を作成
プレゼンテーションファイルの作成が終わったら、自分でリ
ハーサルをさせて、発表の時に使うノート(せりふ)を作らせ
た。そして、発表者の順番を学習者同士で話し合って決め
た。

発表聞きながらメモを取るために、学習者全員に右のよう
な用紙を配り、あとで質問する時のためのメモと感想など
を書かせた。→
←発表中の様子(韓国のキムチについての発表でした)

緊張していましたが、キムチの歴史から種類などを一生懸命発表していました。
全部の発表が終わってから、フィードバックの時間を取
り、発表中のおかしな表現などについて話し、学習者から
も何が難しかったか、よかった点、悪かった点、感想など
を聞いた。
←発表の前に全員に配った用紙をそれぞれの学生に渡した。発表を聞いている人はどのように見ていたのか、気になっているようで、かなり静かに真剣に読んでいた。自分ではうまく発表できていたと思っても、聞く人はそうではないこともわかったようで、うまく伝えることの難しさもわかったようで、またやりたいと言っていた。

このあとこの活動を通しての反省や感想などを作文に書かせた。
学生の作品例↓
学生の感想文から
・緊張しました。でもとてもおもしろかった。
・日本人も外国人もインドネシアのことをあまり知りませんから、インドネシアのことを発表しました。
・説明するのが難しかったです。
・発表の前に準備をしっかりしておけばよかった。
・韓国の衣装について発表したが、自分も知らないことがあって勉強になった。
・自分の国の文化を発表できて楽しかった。もう一度やりたい。
感想と反省

導入の段階でなぜこの活動をするのか、説明したのはよかった。人の前で発表することで、事前に準備
をしなければならないので教師と相談しなければならず、インターアクションもあり、楽しい活動になったと
思う。感想を聞いても緊張したけどおもしろかったというものが多かった。導入に1時間、パソコンルーム
で7時間、発表に3時間、フィードバックに2時間とりましたが、あっという間に終わった気がする。もう少し
学生と一緒に詳しくリハーサルをやっていればいい発表ができたかもしれない。しかし学習者主体の活動
としたかったので、あまり介入しなかった。学生のいきいきとした姿が見られてよかった。
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