27番圓教寺

 圓教寺へは、姫路市営バスと書写山ロープウエーで行く。夏休み最初の暑い土曜日、多くの伽藍が立ち並ぶ境内で、クイズラリーに遊ぶ児童の声が賑やかだった。
(姫路駅前から仁王門まで約45分)

兵庫県姫路市書写2968

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 姫路駅前から13時半発、市営バス書写山ロープウエー行きに乗る。バスの運行間隔は10〜20分で、この時間帯は10分。姫路城前を左折し、25分ほどで書写駅に到着。ロープウエー山麓駅はすぐ近く。運行間隔は毎時15分で、さほど待たずに14時発に乗車。乗客は15名程度。外国人女性4〜5名のグループが、賑やかに写真を撮りあっていた。約5分で山上駅に到着。拝観料300円を支払い、掃き清められた地道を登る。10分ほどで仁王門、さらに壽量院、十妙院等重文級の塔頭を経て5分ほどで摩尼(まに)殿したの湯屋橋に到着。
 パンフレットを見ると、山上に建造されたとは思えないほど数々の伽藍が立ち並ぶようだ。まず正面の石段を登り、見上げるように舞台が迫る摩尼殿に向かう。
 ご本尊は秘仏如意輪観世音菩薩。開基は性空上人。参拝の後摩尼殿内の納経所でご朱印をいただく。家族連れや観光客は多いが、納経所を訪れる人は少なく空いていた。

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KeidaiTizus

   圓教寺伽藍案内図

クリックするとやや大きな地図が出ます

書写山ロープウエー

仁王門

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Butai

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摩尼殿舞台

舞台

摩尼殿内

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 摩尼殿の裏手を通り杉林の参道を抜けると、やがて視界が開け、コの字型に配置された建物が現れる。三つの堂と呼ばれる壮観な建物は、右側から大講堂、中心に食堂(じきどう)、左手に常行堂。摩尼殿も含め、山上によくもこのような壮観な建物を建造したものだ。ハリウッド映画「ラスト・サムライ」のロケ地として使用されたとのこと。荘厳な雰囲気からも頷ける。
 大講堂の裏手には、武蔵坊弁慶がいたずらされた顔を映したという、弁慶の鏡井戸がある。さらに奥に進むと、正面に開山堂、左右に拝殿、護法堂、不動堂を配置した奥の院に続く。開山堂の軒下4隅に左甚五郎の作と伝えられる力士の彫刻がある。クイズラリーの問題になっているらしく、校長先生や寺の方と児童とのやりとりが面白い。拝殿では弁慶が幼少時修行したという。

圓教寺のご朱印

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daikodo

 

食堂(じきどう

大講堂

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常行堂

弁慶の鏡井戸

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rikishi

haiden

開山堂

力士の彫刻

護法堂拝殿

 拝殿から左手へ回り、金剛堂へ。さらに進むと展望台。三つの堂方面へ戻ると、鐘楼や法華堂。大小数多くの伽藍は、じっくり拝観すると時間がいくらあっても足りないようだ。この辺りで切り上げて、ケーブル山上駅に向かうこととする。

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鐘楼

展望台から姫路市内、瀬戸内海を臨む

金剛堂

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