r3/3/7:更新
スキー靴の修理
- 家内のスキーブーツが破損しました。かかと部分の硬質ゴムが割れています。(両足とも)
- Salomon Ellipse 9.0 2006年の中級モデルで、「脱着は少し慣れが必要ですが、フィット感は良い」そうです。
- かかと部分が破損すると、(押し下げるレバーを踏めないので)バインディングにセットできません。
- 破損はかかと部分のみで、他の(全体の)破損は無くまだまだ使用できそうです。
- ネット上にも記事がありますので、補修してみることにしました。
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破損したかかと部分 |
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破損部を除去した全体画像 |
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内側から(突起が見える) |
<使用した材料>
- NRクッションラバー10mm厚 100mm×100mm
- PPシート 2mm厚(DAISO)
- 接着剤:セメダイン スーパーX hyperワイド(PPシートの接着可)
- 充填剤:セメダイン シューズドクターN
- 破損したかかと部分は、ビスのみで固定されていました。
- かかとゴムの内部(本体)は、空間に数本の突起があり、強度と軽量化が目的と思われます。
- DIY店(コーナン)で10mm厚の固めのゴム板を購入しました。
- ビスの台座から靴底までの厚みは約13mm、本体のかかとの縁からの厚みは約10mm、購入したゴム板だけでは厚さが不足しますし、強度的に不安が残るので、間に2mm厚のPPシートをはさむことにしました。
- 初めの予定では、靴本体の突起部分は残して、取り付けるゴムにくぼみを作ってはめ込むつもりでしたが、くぼみを掘る作業が難しいことと、掘った部分が薄くなりゴムの強度が低下することが心配なので、突起部分を削る事にしました。
- ゴム板の表側にはビスの頭の分だけ直径10mmの穴を掘りました。
- ベースとゴム板の接着はPP用の接着剤を使用しました。少し乾かしてから合わせるタイプなので、位置合わせが難しいです。
- ブーツ本体のかかと部分は斜めにカットされていて、ベースと隙間が空きますから、充填剤で埋めました。
- 実はゴム板の寸法が100mmのため少し(5mm程)寸足らずなのですが、無事にバインディングのセットが出来ました。
- NRゴムの強度に多少の不安は残りますが、急斜面をガンガン攻めるような滑りをする訳ではないので、なんとか持つかなー・・・ということでとりあえず様子見です。
修理途中の画像 |
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ポリプロピレン(PP)シート |
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10mm厚のゴム板(かかとの形にカット) |
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充填剤(左)と接着剤 |
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PPシートでベース基板を作成 |
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突起に合わせて穴あけ |
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突起の高さをベースに合わせて切断 |
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ベースとゴム板を張り合わせて |
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本体にビス止め |
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バインディングにセット |
<追記>R6/2/15
- その後 約10日ほど滑りましたが、補修した箇所に大きな変化は無く、使用に耐えているようです。
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