h27/8/11:更新
USB_DACの改造実験 +アクリル棒のパイロットランプ
「Digital Audio & Home Recording」というページで「USB_DACの改造」の記事を見つけました。
我が家にも、秋月のU-2704があります。かつてPCオーディオを始めた頃に、「安さ」と「試し」とで購入しました。100均で購入したプラ・ケースに入れ、PCから直接アンプに繋げると重宝しておりましたが、出力電圧が低く、入力(ADC)は不可なので、その後Sound_BLASTER THXにその位置を譲り、埃をかぶっていました。
「webの記事」の中の改造の説明に納得して、実践してみることにしました。
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<主な使用部品:>
実は、この改造はマルツで意外に安価な山水のトランスを見つけたことで始まりました。少ない予算で楽しめて、効果も上れば、手間は惜しみませんが・・・。
- ◎U-2704(秋月) \1,700
- ◎Sansui ST-52 @\650 x 2 (マルツ)
- ◎ユニバーサル基板 サンハヤトの31番
- ◎ケース 120x80x55
- 総計 約\4,500程度?
<改造の説明>
<改造の結果>
- 回路図のように47μFのケミコンを外して、その間にC・Rとトランスを入れるだけです。CとRの値も記事のままです。
- しかし、壊さないように47μFを外すのは一苦労でした。
- トランスは下部の爪を折り曲げて取り付ける方式のため、ユニバーサル基板に細長の穴を開けます。
- ケースはそのままでは味気ないので、ベースにブルー、カバーにクリアのラッカーを吹き付けました。
- 改造する前と後との音の比較はしていませんが、出力レベルはトランスの巻き線比の分、約2倍に増加しましたので、使いやすくなりました。
- Sound_BLASTERと聞き比べましたが、音の差はあまり感じられませんでした。(私の耳はこんな程度です。)
- Sound_BLASTERの方は、購入金額が U-2704改造器総計の倍ほどでしたので、価値はあったのかな・・・と思われます。
- LPから丁寧に録音(??)すれば、PCでも気軽に音楽に浸れます。お金をかけずに自分でやるとなおさらいい音に聞こえるようです。
- その後家族の前で、「安い割には・・」と定評のあるbehringer UCA222 と聞き比べました。behringer はスマートで機能的な外観は受けが良かったのですが、U-2704改の方が、明らかにうるさくなく澄んだ感じの音で好評でした。
<以後の手直し>
- 金属のケースに入れることで、見えなくなってしまうパイロットランプについては、参考にさせていただいたサイトに丁寧な説明があり、基板上のLEDに重ねる形で、手持ちの「緑」や「黄色」のLEDをつける予定でした。
- ただ、LEDを増設するためには、非常に狭い部分へのハンダ付けが必要で、1mm幅のこて先もありませんし、技術的にも私に出来るか・・と不安でした。
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- それで、フロントパネルに直径3mmの穴を開け、DIY店で購入した3mm角のアクリル棒をライターであぶって曲げて、穴から基板上のLEDの位置まで通しました。
(アクリル棒のフロント側は、穴に差し込めるようにヤスリで面取りをして、パネルの裏で瞬間接着剤で固定)- 結果的には、光がアクリル棒中を伝わって、フロントパネル面でも淡い青色が確認できました。大成功!でした。